テキスト版 2024年 コープあいち通信9月号
コープあいち通信9月号
9月号
No.146
2024年9月9日発行
総代のみなさんにお届けしています。
編集発行
広報広聴・デジタル推進部
TEL 052-703-1257・FAX 052-703-3387
CONTENTS
各地の話題・理事会報告・・・ P2
有識者理事から学ぶ・・・ P3
発信往来・・・ P4
Webサイト https://coopaichi.tcoop.or.jp/
コープあいち
秋の仲間づくり
各地のイベントに
コープあいちのキッチンカーが出動します!
9月21日より稼働予定
コープあいちの魅力を広げていくために、キッチンカーを導入します。各地のイベントで商品の販売や試食を行い、仲間づくりをすすめていきます。また、自然災害発生時には、炊き出しに活用することを想定しています。
ボディカラー・デザインや調理機能など、職員8人のプロジェクトメンバーで検討。
ボディカラーは、シンプルなアースカラーの中から「モカラテ」を選定しました。
全国初!
「無印良品」にて「コープ宅配」のお知らせブースを出展
コープ宅配で、無印良品の商品が利用できるようになったことから、県内の無印良品のお店で、コープ宅配をお知らせするブースの出展をはじめました。コープあいちの職員、生産者・メーカーのみなさんも参加して、生協商品の試食を提供し、コープ宅配・生協商品の魅力をお伝えしています。
5月3日 イーアス春日井 無印良品でブース出展
美濃酪連・内堀醸造からも参加いただき試食提供
ファミリーで「せいきょうミルクプリン」を試食
Press Release 8月
コープあいちの取り組みを対外に発信しています
〈発信〉
◆8月 1日(木)・・・ 名東区制50周年記念「エコフェスタ名東」開催
◆8月 9日(金)・・・ JAあいち中央 稲刈り交流会のお知らせ
◆8月14日(水)・・・ JAあいち三河 稲刈り交流会のお知らせ
◆8月19日(月)・・・ 9~11月 くらし応援全国キャンペーン開催
◆8月22日(木)・・・ JAあいち豊田 稲刈り交流会のお知らせ
〈掲載・放送〉
◆8月10日(土)・・・ コープニュース 子どもたちへの支援で紺綬褒章受章
愛知で生まれた抹茶ホットケーキミックス 発売
◆8月19日(月)・・・ キャッチネットワーク KATCH TIME30にて放送
JAあいち中央の稲刈り交流会
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各地の話題
各地で行われているコープの組合員活動や事業所での取り組みを紹介します。
■2024国際協同組合デー愛知 開催
7月17日(水)
愛知県内の協同組合が大集合!垣根を越えて交流
7月6日の国際協同組合デーを記念して開催。県内のさまざまな分野の協同組合から役職員が集まり、「地域のつながりづくり・居場所づくり」「身近な地域でどんな連携ができるか」、事例報告やワークショップを通じて、考え合い、話し合いました。
参加者108人が14のグループに分かれてディスカッション。コープあいちからは27人が参加
■令和6年産あいち米初出荷式に参加
8月9日(金)
JAあいち経済連
JAあいち海部
愛知県で一番早い新米の出荷式が、JAあいち海部・鍋田集荷場で開催されました。コープあいちから藤井常務理事が出席し、「生産者のみなさんが心を込めて育てられた、おいしいお米の利用を広げていきたい」とあいさつしました。今年のあいち米「あきたこまち」の生育は平年並みで、順調に収穫を迎える見込みです。
9~11月 くらし応援全国キャンペーン開催中!
このマークが目印
食品や日用品の値上げは、生活者にとって切実な問題です。組合員のくらしを応援するために、全国の生協と一緒にくらしに身近な商品をコープ宅配・店舗にて特別価格で提供します。
商品案内・チラシをぜひチェックしてください。
※画像はイメージです
理事会報告
理事会で議決したこと、および協議したこと、報告された主な内容を報告します。
■第2回理事会報告 2024年7月9日(火)
議決したこと
1.第16回通常総代会の日時と会場について
第16回通常総代会は次の日時、会場で予定しています。
日時:2025年6月10日(火)10時30分~12時30分
会場:愛知県産業労働センター(ウインクあいち)大ホール
2.2024年理事会の設置する委員会について
2024年度も事業・活動計画の重点課題を円滑にすすめるため、理事会規則やSDGs助成制度規則に基づき環境政策推進委員会、SDGs助成制度の見直し委員会、コープあいちSDGs助成制度審査委員会、役員報酬検討委員会を設置します。
3.2024年度 役員の分担および兼務について
コープあいちは地域の一員としてさまざまな他団体と連携し、それぞれの団体と活動を行っています。年度ごとの役員の分担および役割の兼務は、理事会規則第9条により、毎年理事会で議決しています。
4.北名古屋 配送センター土地の購入について
西センターと岩倉西センターを統合し、新しく配送センターを建設する用地として、北名古屋市の土地を購入します。
協議や報告したこと
1.2024年6月度の結果と今後にむけて報告
6月度の総事業高は56億8000万円(予算比100.1%・前年比102.8%)となり、予算を達成しました。店舗供給高は予算を達成しましたが、宅配供給高、福祉事業収入は予算を下回りました。経常剰余金は1億6000万円となり、予算を達成しました。
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有識者理事から学ぶ
専門分野から2030年のビジョンを踏まえて、
コープに期待することや情報をご提言いただきます。
有識者理事とは
学識者や弁護士、会計士などの専門家として、社会的な
視野からの意見を生協の運営に反映させ、生協の日常的な業務執行の状況についても専門家の立場から監督します。
中山 弦さん
2006年弁護士登録(愛知県弁護士会所属)
名古屋第一法律事務所所属
2020年6月よりコープあいち有識者理事
ビジネスと人権
昨今、企業に対して期待されている人権対応は、パワーハラスメントといったいわゆる従来型の人権侵害場面に留まらない広がりがあるのが重要な点といえます。
1はじめに
旧ジャニーズ事務所の性加害問題は、マスメディアや所属タレントをCMに起用している企業、番組スポンサー企業等についても厳しい目が注がれ、いろいろな議論がありました。人権侵害を起こした企業と関係性を続けることが人権侵害を助長する、あるいは許容することになるという視点があります。これらをSNSの広がりに伴う世間的圧力の高まりという程度で捉えていると、問題への対応を見誤ることになります。こうした動きの根底にあるビジネスと人権をめぐる世界的な潮流を押さえた上で考える必要があります。人権感覚は大きく変わっていくものですので、あらためてアップデートされた感覚で職場の内外の状況を見渡し、どこにどういう人権侵害リスクがあるのか考えることが必要です。
2「ビジネスと人権」の基本
事業活動を通じてハラスメント(近年は妊娠出産をめぐるマタハラやパタハラ、介護休職をめぐるケアハラ)、差別問題(性的少数者の人権等)、サプライチェーンを通じた間接的な人権侵害の関与(外国人研修生等)、製品そのものを通じた人権侵害(アスベストによる労働者や地域住民の健康被害等)、顧客のプライバシー権侵害(個人情報の流出)など社内外に人権侵害リスクがあります。
歴史的には人権を守るべき主体は国家とされてきましたが、国家だけでは人権尊重社会の実現には不十分であることから、企業も責任を持って人権の保護・伸長に主体的役割を果たすべきとの考えが生まれました。それを決定づけたのが国連人権委員会で全会一致で承認された「ビジネスと人権に関する指導原則」です。人権に関する基本的ルールを守れない企業は市場から排除される流れにあります。ビジネスと人権に関する指導原則は、人権が尊重される社会を掲げるSDGsとも表裏一体の関係にあるといえます。
3人権リスクが事業に与える影響
リスクは企業・組織にとってのリスクではなく、人権侵害を被る人にとってのリスクです。人権課題を洗い出す中で人権侵害の深刻度によって優先度をつけますが、深刻度も企業にとっての深刻度ではなく人権侵害を被る人にとっての深刻度と捉えなければいけません。
同時に、人権リスクは事業リスクでもあり、売り上げ減少、コスト増加、企業価値の毀損といったマイナスの影響を与えます。他方で、人権リスクはある意味では事業機会、成長機会でもあると捉えられます。世の中の人権課題を解決する一員として積極的に取り組むことで、結果売り上げ増加や企業価値の創出に結びつくことにつながります。
4「責任あるサプライチェーン等における
人権尊重のためのガイドライン」に基づいて
サプライチェーンにおける人権課題の取り組みが鍵であるとして、2022年に「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」が策定されました。自社のサプライヤー等に対して一定の取り組みを要求する場面では、共に協力して人権尊重の課題に取り組む姿勢が重要となります。具体的には、人権方針を策定して社内外に周知すること、人権デューデリジェンスを実施すること(企業が関与しうる人権への負の影響を洗い出す、問題が見つかれば防止・軽減をする、実効性を評価する、対処した結果を情報開示する)、苦情メカニズムの設置(負への影響を引き起こしていることへの救済)が求められます。
5おわりに
人権課題やリスクは多岐にわたり、かつて問題と意識されなかったことがクローズアップされています。常にアンテナを高く掲げて内外を見渡すことが重要で、人権リスクはあることを前提にわれわれの組織はこういう取り組みをしていると前向きに臨むことが重要です。
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発信往来
〈総代年代〉
〈アンケート返信〉
コープあいち通信を読まれた総代のみなさんの感想や総代どうしの交流のコーナーです。
コープあいち通信を読んで
7月号のアンケートは65通お寄せいただきました。
ありがとうございます。一部をご紹介します。
生協を利用していない方へおすすめしたい商品
産直若鶏/生協の若鶏をいつも使っていますが、やはりおいしいです。飼料米を使っているとのことで、ますます応援したくなります。もっと食の自給率も上げていけるようになるといいと思っています。(岡崎市 70代)
玉ねぎのみじん切り(冷凍)/なかなかスーパーでは見かけません。これさえあれば、ハンバーグからミートソース、カレー、なんでも入れるだけでよく、かなり楽で時短にもなるのでありがたいです。目にしみるのが大変なので、冷凍ならそれもなくてうれしいです。
(北名古屋市 30代)
煮っころ丼々/節辰商店さんとデイリーファームさんの勉強会で親子丼を教えてもらって以来、ずっと使っています。これでかつ丼や煮魚を作ると家族も喜びます。
(知多市 30代)
白あえベース/こんにゃく・にんじん・しいたけ、なめらかな豆腐とねりごまが入っていて、とてもおいしいです。ほうれん草や小松菜をゆでて混ぜるだけで、とってもおいしい白あえができます。わが家のおすすめ商品です。(西尾市 60代)
鶏肉のカシューナッツ炒め/家にある余り野菜をたくさん入れて作っています。甘辛のタレの味が本当によくて、実家の母にも頼まれてよく購入しています。(尾張旭市 30代)
ミールキット/働いて疲れていても、多くの具材がセットされていて、一見手の込んだなかなかすてきな料理が楽に出来上がります。新しいメニューの入れ替わりもあって飽きません。共働きや忙しい人に試してほしいです。きっと気に入ります。(東郷町 60代)
愛知で生まれたホットケーキミックス/普通にホットケーキとして使ってももちろん味が違いますが、これを使ってケーキを焼いても、本当にクオリティの高いものができます。おすすめです!(緑区 40代)
フライパンにくっつかないシート/このシートを使って魚を焼くと焦げ付かず、フライパンを洗うのも楽で、とても便利です。(尾張旭市 40代)
ミックスキャロット/飲み物としてはもちろんですが、煮込み料理に使っています。煮込みハンバーグ、カレー、ロールキャベツなど、コクが出てお客さまにも大好評です。
(瑞穂区 70代)
チキン南蛮/天玉衣包み揚げで食感も楽しく、子どもが喜んで食べます。レタス・トマトを上にのせるととても華やかになります。タレなしでもおいしく、酸味が苦手な子どもはタレをつけずに食べています。 (江南市 40代)
クリームシチュー(顆粒タイプ)/安価な上に、他の市販品と比べておいしい。肉は少量にして、キャベツやきのこを多く入れています。余ったら小さいカップに入れて、とろけるチーズをのせてグラタン風にします。量も多いので数回食べられます。(名東区 70代)
第15回通常総代会
「通常総代会アピール」がとても分かりやすくてよかったです。実際に物価高に直面し、生活は楽ではありません。ですから虹の会ベストプライス・年間最安値などはとてもうれしいので、いろいろな商品を企画してほしいです。くらしを応援してもらっている感じがします。(豊川市 60代)
安城よこやまの閉店について、老朽化ということで仕方ないと思いますが、宅配を利用しつつ、店舗も近くにあるのはとても便利でした。しかし大通りからは見えない場所で、転入者の認知度が低かったかもしれません。いつか西三河に新店舗ができるといいなと思います。(安城市 40代)
総代会に出席し、会場では熱気と緊張感を覚えました。総代会アピールに共感し、総代としての自覚を新たにしました。(豊川市 70代)
愛知県への寄付
「防災ボランティア活動」と「森と緑づくり」に、私たちのお金が使われていることを知りました。毎日の生活の中で、森や緑が見られることを当たり前だと思わないで、守り育てていく意識を持っていたいと思いました。(名東区 60代)
海を守るためにはまず山が大切で、その森を守るために500万円、そして災害時の活動に500万円。生きた応援だと思いました。(瀬戸市 70代)
田植え交流会
親子で稲作体験の取り組みを見て、子どもにお茶碗1杯の大切さについて体験を通して伝えられることが、とてもすてきなことだと思いました。機会があれば子どもと一緒に参加したいと思いました。(江南市 40代)
今年も参加しました。小3と小6の子どもも、すでに3回目の体験だったので手慣れたもので、親よりもスイスイと上手に泥の中を歩いていました。最後のおにぎりの味はいつもサイコーです。(知多市 30代)
有識者理事から学ぶ
「人的資本の強化戦略」を難しく感じましたが、コープあいちの柱である宅配事業の付加価値労働生産性の向上の必要性に共感しました。また健康・安全は、働き方に柔軟性を持つことの大切さも納得しました。(豊川市 70代)
ブロック別の総代会議でよく「組合員を増やすためにどうすればいいか?」という議題が上がります。組合員を増やすと、宅配や店舗の職員の負担も増えるので、人材の確保とシステムのデジタル化が急務であるということに、同じ意見だと思いました。(扶桑町 50代)
人手不足だとニュースなどで耳にしますが、実感はありませんでした。「人に投資して企業価値をどう上げるのか」「賃金は働く時間ではなく、生み出す価値への発想の転換が必要」との言葉が心に残りました。少子高齢化がすすんでいく中、人に投資して力を付けていってもらうことが課題になってくるのかなと思いました。(岩倉市 30代)
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