テキスト版 2023年 コープあいち通信10月号
コープあいち通信10月号
2023年10月2日発行No.138
総代のみなさんにお届けしています。
C O N T E N T S
各地の話題・理事会報告・・・P2
有識者理事から学ぶ・・・・・P3
発信往来・・・・・・・・・・P4
編集発行
生活協同組合コープあいち 広報広聴・デジタル推進部
TEL 052-703-1257・FAX 052-703-3387
Webサイト https://coopaichi.tcoop.or.jp/
産学連携 コープあいち×名古屋学芸大学
野菜を食べよう試食交流会in コープ日進店
名古屋学芸大学 管理栄養学部の学生サークル「Canteen(カンティーン)」のみなさんによる試食交流会を開催しました!
8月31日「野菜の日」に合わせて夏野菜をたっぷり使ったレシピと試食の提供を行いました。店内3カ所で買い物中の組合員のみなさんに声を掛け、試食をおすすめして、レシ
ピのポイントや野菜の栄養に関する情報提供などCanteenの皆さんと組合員が交流をしました。
交流会のレシピ
●トマトと大葉のしらす和え
●夏野菜のトマトカレー
●夏野菜餃子
Canteenのみなさん 「あらゆる活動に食育を」をテーマに食の知識と技術を活かして実践的に活動
店頭POP・看板もCanteenのみなさんの手作り
お知らせポスター
店内3カ所で試食を提供し、組合員のみなさんと交流
8月10日(木)令和5年産あいち米初出荷式に参加
JAあいち海部JAあいち経済連
JAあいち海部・JAあいち経済連は、愛知県内で今年最初の新米「あいち米」を出荷するため、初出荷式を開催しました。出荷式には渡辺副理事長が出席し、「今年もJAあいち海部をはじめ、県内生産者のみなさんが心を込めて育てられたおいしいお米の利用を広げていきたい」とあいさつしました。今年の「あいち米」の生育は平年並みで品質は良好、順調に収穫を迎える見込みです。
Press Release 9月コープあいちの取り組みを対外に発信しています
<発信>◆9月18日(月) 宅配事業で愛知県内全域に「無印良品」をお届け
<掲載>◆9月10日(日) コープニュース 碧南市と災害支援協力に関する協定締結・高浜市と地域共生社会の実現に向けた協定締結
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各地の話題
各地で行われているコープの組合員活動や事業所での取り組みを紹介します。
■高浜市と「地域共生社会の実現に向けた連携協定」 締結式 8月22日(火)
西三河ブロック
市民が安心してくらせるまちづくりを推進するため協定を締結
吉岡初浩市長は、「地域のみなさんの様子をよく理解され、子育て世代の要望を聞きながら事業をされているコープあいちと協定を締結できることは大変ありがたい」と述べられました。森理事長は「毎週地域の組合員のお宅にうかがっている。子ども・高齢者を見守り、何か起こった際には行政への連携や実際に助けるといった行動を起こしていく。災害時には食料品を中心にお役に立てるようにしていきたい。くらし全般にお役立ちすることを目標に事業や活動を行っており、その一環として力を尽くしていきたい」と述べました。
■碧南市と「災害支援協力に関する協定」締結式 8月23日(水)
西三河ブロック
愛知県内54市町村すべてと災害支援協力協定を締結
禰冝田政信市長は「豪雨や台風など大きな災害の発生、南海トラフ大地震の確率も高まっている。災害時には物資の供給などの支援をお願いしたい」と述べられました。森理事長は「東海豪雨では全国の生協から支援をいただいた。東日本大震災ではコープあいちも支援を行った。災害時には全国の生協がお互いに支援をしあう、それが生協の強み。碧南市とは高齢者の見守り協定を締結している。これを機会にさらに連携を深めたい」と述べました。碧南市との締結により、県内54市町村すべてと「災害支援協力協定」を締結することとなりました。
■フエ科学大学と介護人材としての留学生受入れ協定調印式 8月2日(水)
コープあいちとゆたか福祉会・愛光園・ライトハウス(各社会福祉法人)は、ベトナムのフエ科学大学と介護人材としての海外人材確保に向けて、留学生受入れにかかわる連携協定を締結しました。今回の協定では留学制度を活用し、留学から特定技能実習生をめざす持続可能な仕組みを構築しています。森理事長は「ゆたか福祉会とは50年来のお付き合いがある。また、以前サイゴンコープから研修に来られたこともあり、関係の深いみなさんと取り組みができることは大変うれしい。交流を深めて、介護人材育成の取り組みを広げていきたい」とあいさつしました。
(左から)愛光園 日髙理事長、ゆたか福祉会 鈴木理事長、フエ科学大学 ヴォ総長、ライトハウス 山本理事長、コープあいち 森理事長
■ コープ岩崎閉店 9月19日(火) 尾張東ブロック
50年にわたりありがとうございました
1972年(昭和47年)12月、当時のめいきん生協(2010年にみかわ市民生協と合併して
コープあいちに)のお店として開店以来、50年にわたりみなさんにご利用いただきました。長年にわたるご利用を心から感謝申し上げます。
長年ご利用の組合員のみなさんが開店を待ってくださっていました
コンパクトなお店ながら、生鮮食品は充実していました。
サッカー台の前には組合員、生産者、メーカーなど80近いメッセージを掲示。
● 50年間利用させていただきありがとうございました。本当に残念!!
● 引っ越しして目についたのが生協さんでした。生活を支えていただき感謝します。
● 長い間お世話になりました。また宅配でお世話になります。
理事会報告
理事会で議決したこと、理事会報告 および協議したこと、報告された主な内容を報告します。
■第3回理事会報告 2023年8月8日(火)
議決したこと
1. 役員人事検討委員会の設置と委員選出について
第15回通常総代会では役員選任を予定しています。理事会メンバー全員で構成する全体
区理事推薦委員会に候補者を提案する役員人事検討委員会を設置します。委員会の構成
は、森理事長、川端常勤理事、渡辺副理事長、3期目、2期目、1期目の地域区理事から各
1人、有識者理事1人の7人です。オブザーバーとして磯村常勤監事が参加します。
2.(新)港センター建設工事総投資金額の見直しについて
建築費の高騰と液状化対策費の増加などにより、4月18日の理事会で議決した(新)港センターの建設に関する総投資額8億円を見直します。近隣の地盤データを参考に地中3mの深さまで液状化対策工事を計画していましたが、震災発生時の安全性を重視し地中5.5mまで対策工事を実施します。(新)港センターの建設に関する総投資額は8億2000万円です。
3.(新)港センター建設 施工業者選定について
5社からの競争見積の結果を開発管財部で検証のうえ、最安値の施工業者を選定しました。
協議や報告したこと
1. 2023年7月度決算および事業活動について報告しました。
7月度の決算は、供給高50億1358万円、予算比101.0%、前年比100.3%、総事業高は53億5329万円、予算比100.8%、前年比は100.1%、経常剰余金は1億1848万円の結果でした。
2. 2030年方向性に基づく店舗事業課題の協議のすすめ方について報告しました。
3. 下半期の活動計画(一次案)について協議しました。
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有識者理事から学ぶ
専門分野から2030年のビジョンを踏まえて、コープに期待することや情報をご提言いただきます。
有識者理事とは
学識者や弁護士、会計士などの専門家として、社会的な
視野からの意見を生協の運営に反映させ、生協の日常的な
業務執行の状況についても専門家の立場から監督します。
水貝 福夫(すがい ふくお)さん
中京銀行常務取締役、中京カード代表取締役社長・参与等を歴任。
2020年6月よりコープあいち有識者理事。
企業の見方Ⅱ
タイトルは企業の見方Ⅱです。2021年に掲載の内容を今日的に見直しています。前回お聞きになった方は振り返りながら、はじめての方は気軽にお読みください。
1.ピンチはチャンス
新型コロナウイルス、ロシアの侵攻、物価高とピンチが重なっています。物価高といえば1974年の狂乱物価が思い起こされますが、前年の第四次中東戦争に端を発した消費者物価上昇は対前年比23%にもなりました。誰もが原因は原油高と思いましたが、日銀による貨幣の供給過剰が原因です。当時は為替が変動相場への移行期で円高不況ともいわれ、日銀は大量のお金を市中に供給しました。昨秋、外為相場は1ドル151円と23年ぶりの円安を記録しました。円安による物価高騰を抑える為、政府はドル売り介入し、日銀のイールドカーブコントロールの調整(長期金利の変動幅拡大)により目下円安に歯止めが掛かっています。今後の長期金利は為替や米国金利などがあり予測できませんが、過去を見ると10年国債の金利は右肩下がりで利払いが減る居心地のよい状態でした。逓減していただけに、一度金利が反転すると負担は倍加します。ピンチはチャンスです。ピンチは隠れていたニーズ、新たなニーズを発見するチャンスですが、居心地のよい中に本当のピンチが潜んでいます。順調なときは変化が難しい、居心地が変わり、失敗のリスクもあります。それでも今は変化にチャレンジし、顧客ニーズ、社会の変化を捉える時代です。
2.チャレンジは、三つの視点
チャレンジは三つの視点が大切です。コンプライアンス、リスク管理、狭義のマネジメントでこの順番が大事です。チャレンジは失敗しますが、コンプライアンスを守らないと退場となります。コンプライアンスのピンチは「これで法令上は遵守できた」と思ったその瞬間です。そのとき、どうありたいかを問うと組織風土、コンプライアンスの土台となります。リスク管理は企業の目的と一体です。リスク管理があるのでチャレンジでき、チャレンジができるから変化できます。生協の最大の目的であり財産は組合員です。組合員情報の管理こそ最も重要なリスク管理です。これらを土台に狭義のマネジメント(顧客創造とイノベーション)にチャレンジします。
3.顧客の創造
会社にとって利益は必要ですが、目的ではありません。目的は顧客のニーズを見つけ出し満足を与え続けることです。それには顧客(ファンになってくれる人)のニーズを聞く力が鍵です。小売業では、作られたものを売るのではなく消費者の代理として自ら作る購買代理の動きがあります。製造業では、「後工程はお客さま」といって品質の工程管理を重視しています。消費者、製品の最も近くという意味で現地・現物が大事です。目標、目的、手段は混同しがちです。会社では売上・利益論争がよくありますが、どちらも目標であって手段です。手段の目的化に気を付けたいところです。「なぜ5」は品質の向上に役立ちますが、なぜを5回繰り返すと、目的は何かを見つけることにも有効です。
4.イノベーション
イノベーションの大本命はDX、GXですが、そもそもイノベーションは新しい発想、方法、商品、サービスで既存の事柄に変化を起こすことです。イノベーションにも天・地・人があり、まずは天のときです。今年の日本国際賞は、今の高速・大容量ネット社会を支えているエルビウム添加光ファイバー増幅器の開発で中沢氏と萩本氏に決定しました。両氏は運がよかったとコメントされていますが、エルビウム添加光ファイバーは化学で、レーザー装置は機械工学です。
ご努力と異分野の出会いの中で生まれたといえます。地の利として、ミクロのリスク管理があります。成功は1000に3つ、失敗が997といわれ、安心して失敗できる構造を作ることが必要です。それを担保するのが分散とリミット管理です。失敗できる環境はイノベーションを起こす土壌となります。最後に人の輪です。どうあるべきとどうありたいは、似ているようで違います。私たちはどうあるべきは、あなたたちはどうあるべきに転換しやすいものですが、私たちはどうありたいは転換しません。あなたたちはどうありたいは、変ですよね。企業では自分事になっているかを大切にします。コミュニケーションは難しいものです。違いは違いとして、それでもめざす目的、志を互いに思うことではないかと思っています。
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発信往来
コープあいち通信を読んで
8月号のアンケートは95通お寄せいただきました。
ありがとうございます。一部をご紹介します。
コープあいち通信を読まれた総代のみなさんの感想や総代どうしの交流のコーナーです。
〈アンケート返信〉〈総代年代〉
2023年夏の過ごし方
お盆に台風が来ましたが、よいタイミングで帰省・旅行に行くことができました。高山・新穂高は18℃と上着が欲しいほど涼しくてよかったです。新緑や自然に癒やされていいリフレッシュになりました。
(江南市 20代)
この夏の台風の備えとしてコープで購入した無洗米やペットボトルの水・カップ麺が役立ちました。夏休みの昼ごはんにはパウチの荒ほぐし鮭で作るおにぎりが好評でした。(天白区 30 代)
この夏、子どもたちと一緒に広島・原爆資料館を訪れました。海外からの見学者の多さ(見学者の4 割を占めていたそうです)にびっくりし、75 年間草木が生えないといわれた広島の街の緑の多さを肌で感じ、二度と焼
け野原にしてはいけないと固く思いました。子どもたちも戦争の悲惨さや平和のありがたみを実感できた夏でした。(春日井市 40 代)
お盆は私の祖母の家へ家族みんなで出掛けました。年配の方が多い地域なのでコロナ禍の2~3 年は行くことを控えていましたが、それ以前はお盆はお邪魔するのが恒例行事でした。子どもたちは釣りに花火。大人は食事とお酒。大変楽しい時間でした。台風が近づき一日早く帰ってきましたが、とてもすてきなお盆になりました。
(みよし市 40 代)
今は一人ぐらし(娘は大学生・夫は海外)なので以前のように食事作りに張り合いがなくなりましたが、お盆には家族が集合するため、久々に生協の注文も増え、食事作りが楽しくなりました。まだまだ残暑が厳しい毎日ですが、生協のカタログを見るのを楽しみに乗り越えたいと思います。(天白区 40 代)
おかげさまで、70 歳になった今でも健康に介護職に就かせていただいております。訪問先でも笑顔で接することで元気でいられます。食べ物にも気を付けて、水の中に少しの塩を入れて日々持ち歩いています。(新城市 70 代)
夏バテしないように3 食必ず食べています。特に朝食はたんぱく質をきちんと取るようにしています。その後、朝の涼しい時間に草取りや庭花・自家野菜の手入れをして早めに終わり、水分をこまめに取るよう心掛けています。コープの牛乳やヨーグルトを毎日食べています。(西尾市 70 代)
8月に入り1日8500 歩のウォーキングを始めました。夕方でもまだまだ暑いですが、気持ちのいい汗をかき、帰ってすぐのシャワーは最高です。寒くなっても続けたいです。(昭和区 50 代)
コープあいちの平和活動
「 核兵器廃絶」を訴える平和行進で「豊橋の桜丘高校の和太鼓での歓迎」の記事に感激しました。若い世代に引き継いでいる活動を心強く思いました。かつて子どもたちと豊川から小坂井町役場まで行進したことを思い出しました。今後はできることで応援したいと思いました。(豊川市 70代)
今年も核兵器のない平和な世界を求めて平和行進が行われ、愛知県内でも各地で行進がされました。毎年夏になると行われ、近くでいろいろな活動がされていることがよく分かり、改めて平和な毎日が送れるのはこのような活動がずっとあるからだと実感しました。今年は台風の影響で、原爆の日・終戦の日が暴風雨で心配されましたが、家にこもっていたので今まで以上に平和への祈りを強くしました。(西尾市 60代)
平和について活動していることを初めて知りました。もっと組合員に分かる・伝わるように知らせてもよいと思います。ウクライナ戦争もなかなか終わる様子もなく、日本だからできる活動・支援がまだあると思います。
(中区 40 代)
二次元コードを読み込んでみんなの作品を見たら、子どもが塗った絵もちゃんと公開されていて、子どもと一緒に「あった~!」と大喜び。応募してよかったなと思いました。(知多市 30代)
『平和川柳』にウクライナ戦争のことが書いてありました。ニュースでウクライナ戦争のことが放送されるたび、低学年の子どもに「戦争終わった?」「いつまで続くの?」と聞かれます。「終わったよ」「平和だよ」と伝えられる日が早く来るといいなと思っています。(阿久比町 30代)
有識者理事から学ぶ
最近の若年層の意識や行動など、いろいろなデータが見られて、なるほどと思うことが多々ありました。これらの結果から生協のできることは何か?を考えていくことが今後の生協の未来を決めていくことだと思いました。(扶桑町 60代)
改めて多様で正解がないが、考えていく必要があることだと思いました。若年世代がわが家にはいませんが、感覚の違いを文面からも感じました。(東海市 40代)
深く中身の濃いお話で、きっともっと伝えたいことがあったでしょうにギュッとまとめられていて、納得と同時に刺激を受けました。なにか変、急にすすんでいる、この先どうなる?と思っていた答えのヒントがありました。もっと知りたいです。(東郷町 60 代)
発信往来
新しい通信が届くと「発信往来」のページを楽しみにしています。お顔は見えませんが、みんなコープ商品のファンで、忙しい毎日の中にコープを取り入れている先輩たち。コロナ禍が明けて勉強会や交流会に行く機会があったら参加してお話したいです。希望は子どもたちと参加できる調理実習です。(安城市 40代)
ほほえましく読んでいます。コープ商品が学校給食に出ていることがうらやましいです。カタログを見て私も購入してみたいです。(中川区 40代)
交流会・イベント参加お待ちしています
各ブロックのリアル開催のイベントがたくさん行われることが一目で分かり、期待感でうれしい気持ちになりました。ただ、センター主催のものばかりなのかな?とも思い、「テーマグループのイベントもあります」と一言あったらよかったと思いました。みんなの交流会…初めて知りました。(刈谷市 50代)
ブロック内のことでもまだ知らないことがあったり、他のイベントで気になることもありました。どんどんいろいろなコトが増えて、交流が広がっていくとよいと思いました。(江南市 20代)
最近、夫とコープ日進店のベジチェックに参加しています。簡単に測定できて野菜がちゃんと取れているか分かるので、友人にもすすめています。モニター商品の「しんしろ茶」、おいしくいただいています。(日進市70代)
安城市と子育て支援協定締結
安城市民の安心なくらしに一役買われて、ありがたく頼もしいかぎりです。とてもうれしく思いました。(安城市 70代)
ご意見をお寄せください
Web上の「アンケートフォーム」からも投稿していただけます。写真の投稿もお待ちしております。
差し込み
コープあいちは「ALPS処理水の海洋放出開始に関して」以下のように意見表明します。
ALPS処理水の海洋放出開始に関して
生活協同組合コープあいち
東京電力福島第一原発の処理水(ALPS処理水)の海洋への放出が2023年8月24日より始まりました。この件について生活協同組合コープあいちは以下のように考えます。
一、今回のALPS処理水の放出に関して、政府・東電が定められた排出基準を守り、放射性物質の検査・モニタリング調査を行うことで、福島県沖の海産物に安全上の問題は生じないと判断し、福島県産を含む国産の海産物および農産物の取り扱いはこれまでどおり変わらずに続けていきます。
一、一方で処理水の海洋放出については、「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と文書で示されていた経過もあり、地元関係者の理解が不十分な中で始められたことは遺憾に思います。
一、ALPS処理水の海洋放出は今後30年続くともいわれており、政府と東京電力には、排出基準を厳格に守ることや、排出後の一定期間も必要な放射性物質の検査・モニタリング調査の実施を通じて安全性を保障することが、最も守っていただきたいことです。
一、同時に、国民や地元関係者や海外諸国に対しては、必要な情報公開を積極的に行い、また十分なコミュニケーションを行って、理解を広げる努力を最大限に行い、特に風評被害対策についても機敏に行動し、もしそのような事態があれば風評被害の解消と十分な補償がなされるべきと考えます。
一、ALPS処理水の放出は組合員、県民にとっても大きな関心事であり、放出による安全性確保と情報公開、風評被害等について、コープあいちは引き続き注視していきます。
一、 原子力発電は、未だ安全性への懸念や放射性廃棄物の最終処分について解決の見通しが立っておらず、改めて政府に対して、原発に依存しない再生可能エネルギーを中心としたエネルギー政策への転換を求めます。