安心を持ち歩く マイ防災ポーチ
災害はいつ、どこで起こるか分かりません。
それは通勤・通学中かも、旅行中かもしれません。
助かるためのアイテムを集めた「防災ポーチ」について
防災ママかきつばたの高木さんにお話をうかがいました。
[防災ママかきつばた]
親子に向けて、命を守る備えの大切さを伝える防災団体。
防災士、防災介助士、看護師などの有資格者が在籍。西三河を中心にコープグループでも活動していました。
■高木 香津恵(たかぎ かづえ)さん
◎ポーチの中は…(タテ約18cm×ヨコ約25cm(B5用紙ほどの大きさ))
【高木さん提案の基本アイテム】
「ほとんどが100円ショップでそろいます」
\これ全部入ってます!/
◯防災カード
自分と家族の名前、連絡先を記入。はぐれたときに写真があるとよい
◯コンパクトポンチョ
サッと着られる雨具
◯油性ペン
いろんな素材に書くことができて、消えにくい
◯ハサミ
災害時には、あるものを加工して使うことが多い。折りたたみ式や刃先カバー付きがおすすめ
◯カイロ
夏でも体が濡れると体温を奪われるので寒い!
◯エマージェンシーシート
(サバイバルブランケットなど)細長く切り分けてマフラーにしても温かい
編集部「高木さんのシートはコンパクトながら半分に切っても十分使える大きさでした」
◯ライト
手で持つ必要がない、ストラップやカラビナ、スタンド付きが便利。ボタン電池は子どもの誤飲につながるので、充電式が安心。COB※ライトが明るくておすすめ ※LEDの一種で発光面が広い
◯ホイッスル
閉じ込められたときに自分の存在を知らせる。叫び続けると体力が消耗
◯ばんそうこう
レギュラーサイズに加えて、大きいサイズがあると安心
◯ビニール袋
ゴミを入れたり、ケガの保護にも役立つ
◯薬
数回分をポチ袋に。持病がある人は災害時用に多めに処方してもらえるか、医師に相談を
◯現金
飲み物を買ったり、公衆電話を使うのに必要。災害時にはスマホはつながりにくくなることも
◯非常食
賞味期限が長いものが◎ 避難所で食べることを考えて、音が出るもの、香りが強いものは避ける
◯ウエットティシュ
除菌、ノンアルコールなどさまざまなタイプがあると便利
◯携帯トイレ
被災時でもトイレは我慢できない
◎ボトルでも!
【500mlボトルに「7アイテム」が入っています】
(防災カード、ハサミ、ライト、エマージェンシーシート、ばんそうこう、非常食、携帯トイレ)
・防水機能で水に弱いアイテムを守る
・避難先で給水用水筒になる
・リュックのサイドポケットに入れやすい
◎シーンに合わせてプラス/さらに役立つ自分仕様のマイ防災ポーチが完成!
【子どもとお出掛け】
◯おもちゃ(絵本など)
音が出ない、軽い、繰り返し遊べるもの
◯おやつ
ふだんから持ち歩いて、食べたら補充
★ママが安心できるもの
子どものものは用意していても、つい忘れがち。好きなものがあるとリラックスできます
◯アロマ
◯スキンケア用品
◯推し活グッズ
【遠くにお出掛け】
◯モバイルバッテリー
1回分の小さなものでOK
◯飲み物
500mlほどの量
◯万能ナイフ
災害時以外でも何かと役立ちます
◯メイク用品
◯防災マニュアル
◯生理用品
◯携帯トイレ(多めに)
《減災の3つの備え》
「家族人数分の用意が必要です」
・はじめの一歩
外出先での被災時に持っていたい最低限の備え
「家にあるものに数点足せば用意できます!」
自宅や勤務先に置いて素早く持ち出せる備え
「入れすぎに注意! 避難先まで持って歩ける重さに」
ライフラインが途絶えても食べられる備え
「1カ所にまとめず隙間スペースに分散して保管」
《アドバイス》
・蓄光シールを貼る/暗い中でも探しやすくなります。小さくても目立ちます
・スマホはつながらないことも/マップなどの情報は、紙やオフラインで見られる準備を
・ふだんから使う/ふだんも役立つものばかりなので、使って補充を心掛ける
《チェックリスト》防災ポーチに入れる物をチェック!
▼高木さん提案の基本アイテム
□ 防災カード
□ コンパクトポンチョ
□ 油性ペン
□ ハサミ
□ ライト
□ ホイッスル
□ カイロ
□ エマージェンシーシート
□ ばんそうこう
□ ビニール袋
□ 薬
□ 現金
□ 非常食
□ ウエットティシュ
□ 携帯トイレ
年に1度は再確認
知ることが大切 ~知って、備えて、身を守る~
防災・減災で大切なのは、自分に必要な物や行動範囲に合わせた情報を正しく知ること。
・スマホに地域の防災アプリを入れる
・会社や学校から家までの帰宅支援マップを確認(避難所、給水スポット、トイレなど)
「楽しみながら準備してみてください」