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コープの広報誌

ウィズコープ 2022年 8月号 テキスト

ウィズコープ8月号

 

戦争を知って、平和を願う
~日常のなかに残る戦争の記憶~

 

日本が終戦を迎えてから77年。
今でも私たちが暮らす日常の中には、戦争の爪跡が残っています。
そこからは戦争の怖さや愚かさが伝わってきます。
各地に残る場所を訪れて自分の目で見ながら
平和をあたり前に感じられることの尊さを、
一緒に考えてみませんか?

 

【平和の発見に出掛けよう!】

 

《熱田区 空襲跡の碑(名古屋市熱田区千年)》
「ほこちゃんが表紙で訪れた場所です」
軍需工場の周辺に大規模な空襲を受けて2000人を超える命が失われました。硬いコンクリートの堤防にも爆弾の破片によって大きな穴があきました。その一部が記念碑として残されています。
「堀川沿いの遊歩道「千年プロムナード」にあるよ」
◯ちょっと立寄り
白鳥公園内の「白鳥庭園」では、美しい日本庭園で季節の花が楽しめます
すぐ近くの白鳥公園には大きな広場も

 

《名古屋市役所本庁舎(名古屋市中区三の丸)》
・[松の幹をけずった跡]
名古屋市役所北側にある松並木。その中の6本の松の幹にえぐったような大きな穴があいています。戦争中の生活必需品だったマッチの替わりに、松からとった松ヤニを利用したそうです。
「戦争中は火を付けるのにも苦労したんだね」
・[時計塔(非公開)]
夜、戦闘機から見えにくくするために、壁が黒く塗られました。戦後に洗い流しましたが、時計塔の下側の壁は今も黒ずんだまま残っています。
「コールタールが塗られたんだって」

 

《愛知・名古屋戦争に関する資料館/入館無料(名古屋市中区丸の内)》※愛知県庁大津橋分室の1階
愛知県民から寄せられた実物資料を中心に展示しています。戦時下の県民のくらしが分かるコーナーや絵本・地誌などもあり、自由に閲覧できます。
「名城公園のすぐ近く」

 

《豊川海軍工廠平和公園(豊川市穂ノ原)》
工廠とは、軍隊直属の工場のことで、弾薬や武器の開発・製造をしていました。豊川海軍工廠も空襲で学生を含む多数の犠牲者が出ました。園内には火薬庫や信管※置場などが保存され、公園として誰でも訪れることができます。
※砲弾や爆弾などに取り付けて点火・爆発させる装置
「平和交流館では海軍工廠の歴史を紹介しているよ」

 

《歩兵第18連隊正門跡(豊橋市今橋町)》
現在の豊橋公園の場所には、明治から終戦まで歩兵第18連隊の施設がありました。兵舎正門は今では豊橋公園の正門として使われ、多くの人が行き交います。そのすぐ横には哨舎※も残ります。
※警戒・監視をする兵士が入る見張り小屋
「哨舎には兵士が24時間常駐していた」
◯ちょっと立寄り
公園の中には吉田城址や美術博物館などがあり、憩いの場として人気

 

「未来の平和のために、自分たちの地域の悲しみや苦しみの歴史も知っておこう!」

 

【コープあいちの平和への思い】
コープあいちは「平和とよりよい生活のために」のスローガンのもと、平和の尊さを学び・伝え、誰もが参加できる地域活動をすすめています。
〈「平和アーカイブ」サイト〉
平和の取り組みをWebサイトで紹介。被爆・戦争体験証言動画や資料の他にも、自分の思いを届けるコーナーもあります。
みなさんからのメッセージ、お待ちしています。
◎平和のぬり絵・川柳
毎年平和への思いを込めた作品を募集しています。
集まった作品は「平和アーカイブ」サイトで紹介しています。
一部を10月号でも紹介します。
◎平和行進
核兵器廃絶と世界平和の実現をめざし、次世代へ継承する取り組みのひとつとして、日本全国をつなぐ活動に参加しています。

 

戦争を知って、平和を願う
~日常のなかに残る戦争の記憶~

 

日本が終戦を迎えてから77年。
今でも私たちが暮らす日常の中には、戦争の爪跡が残っています。
そこからは戦争の怖さや愚かさが伝わってきます。
各地に残る場所を訪れて自分の目で見ながら
平和をあたり前に感じられることの尊さを、
一緒に考えてみませんか?

 

【平和の発見に出掛けよう!】

 

《熱田区 空襲跡の碑(名古屋市熱田区千年)》
「ほこちゃんが表紙で訪れた場所です」
軍需工場の周辺に大規模な空襲を受けて2000人を超える命が失われました。硬いコンクリートの堤防にも爆弾の破片によって大きな穴があきました。その一部が記念碑として残されています。
「堀川沿いの遊歩道「千年プロムナード」にあるよ」
◯ちょっと立寄り
白鳥公園内の「白鳥庭園」では、美しい日本庭園で季節の花が楽しめます
すぐ近くの白鳥公園には大きな広場も

 

《名古屋市役所本庁舎(名古屋市中区三の丸)》
・[松の幹をけずった跡]
名古屋市役所北側にある松並木。その中の6本の松の幹にえぐったような大きな穴があいています。戦争中の生活必需品だったマッチの替わりに、松からとった松ヤニを利用したそうです。
「戦争中は火を付けるのにも苦労したんだね」
・[時計塔(非公開)]
夜、戦闘機から見えにくくするために、壁が黒く塗られました。戦後に洗い流しましたが、時計塔の下側の壁は今も黒ずんだまま残っています。
「コールタールが塗られたんだって」

 

《愛知・名古屋戦争に関する資料館/入館無料(名古屋市中区丸の内)》※愛知県庁大津橋分室の1階
愛知県民から寄せられた実物資料を中心に展示しています。戦時下の県民のくらしが分かるコーナーや絵本・地誌などもあり、自由に閲覧できます。
「名城公園のすぐ近く」

 

《豊川海軍工廠平和公園(豊川市穂ノ原)》
工廠とは、軍隊直属の工場のことで、弾薬や武器の開発・製造をしていました。豊川海軍工廠も空襲で学生を含む多数の犠牲者が出ました。園内には火薬庫や信管※置場などが保存され、公園として誰でも訪れることができます。
※砲弾や爆弾などに取り付けて点火・爆発させる装置
「平和交流館では海軍工廠の歴史を紹介しているよ」

 

《歩兵第18連隊正門跡(豊橋市今橋町)》
現在の豊橋公園の場所には、明治から終戦まで歩兵第18連隊の施設がありました。兵舎正門は今では豊橋公園の正門として使われ、多くの人が行き交います。そのすぐ横には哨舎※も残ります。
※警戒・監視をする兵士が入る見張り小屋
「哨舎には兵士が24時間常駐していた」
◯ちょっと立寄り
公園の中には吉田城址や美術博物館などがあり、憩いの場として人気

 

「未来の平和のために、自分たちの地域の悲しみや苦しみの歴史も知っておこう!」

 

【コープあいちの平和への思い】
コープあいちは「平和とよりよい生活のために」のスローガンのもと、平和の尊さを学び・伝え、誰もが参加できる地域活動をすすめています。
〈「平和アーカイブ」サイト〉
平和の取り組みをWebサイトで紹介。被爆・戦争体験証言動画や資料の他にも、自分の思いを届けるコーナーもあります。
みなさんからのメッセージ、お待ちしています。
◎平和のぬり絵・川柳
毎年平和への思いを込めた作品を募集しています。
集まった作品は「平和アーカイブ」サイトで紹介しています。
一部を10月号でも紹介します。
◎平和行進
核兵器廃絶と世界平和の実現をめざし、次世代へ継承する取り組みのひとつとして、日本全国をつなぐ活動に参加しています。