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コープの広報誌

ウィズコープ 2022年 7月号 テキスト版

ウィズコープ7月号

 

第13回 通常総代会を開催しました

 

2022年6月13日(月)、コープあいち第13回通常総代会をウインクあいちにて開催しました。 
新型コロナウイルスの感染拡大防止に留意し、規模を縮小の上で開催しました。
2021年度活動のまとめと事業報告・決算の承認、2022年度活動方針と予算および事業計画などを決定しました。 

【理事長あいさつ】
第13回通常総代会にあたって
2022年6月13日  理事長 森 政広(もり まさひろ)
総代会でご報告した通り、第11回通常総代会での役員選任議案の誤りについて、あらためてお詫びします。再発防止に向けて、定款・規約に基づいた運営の徹底と、役員選任にかかわる手続き上の対策の実施、組織全体の内部統制の強化に取り組んでいきます。
今回の通常総代会に向けては、3月にリモート開催を含め35カ所で総代会議を、4、5月にリモート開催を含め36カ所で議案検討会を行いました。参加できなかった総代のみなさんには、アンケートや電話、メールで意見をいただき、総代会議案書に反映しました。
新型コロナウイルス感染症は、いまだ終息が見通せない状況です。2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻は、平和と核兵器廃絶を願い続ける生協にとって衝撃的な出来事でした。ロシアへは抗議声明を出し、ウクライナへのユニセフ緊急募金を呼び掛けました。多くの組合員の賛同をいただき3300万円を超える募金となりました。協力いただいたみなさんにあらためて感謝します。
22年度は、物価の高騰などくらしの厳しさが増すものと思われます。また、地球温暖化は、自然災害の多発や資源の枯渇など、人類の生存そのものを脅かす問題として深刻化しています。コープあいちは、くらしを守る協同組合として「一人は万人のために、万人は一人のために」「平和とよりよい生活のために」をスローガンに、組合員、生産者・メーカーと一緒に事業と活動をすすめていきます。

 

【第13回 通常総代会 アピール】
世界中でパンデミックを引き起こした新型コロナウイルスも少しずつ落ち着きはじめ、社会に活気が戻りつつあります。私たちは、この新型コロナウイルス感染拡大が始まる前も、起きてからも、たすけあいの精神でお互いに励まし合いながら、支え合い、事業と活動に取り組んできました。
2月に始まったロシアによるウクライナ軍事侵攻では、多くの罪なき市民が犠牲になっています。コープあいちは、この蛮行に抗議し、武力行為の即時中止と平和的解決を求める声明文を発信しました。また、ユニセフを通した支援では、たくさんの組合員から3300万円を超える温かい募金が集まりました。
私たちは、こうしたくらしのさまざまな不安に対して、一人では解決できないことも、助け合い、協同することで解決の道に向かってすすんでいくことを知っています。さまざまな苦難を共に生きている一人ひとりが手を取り合い、つながることで明日への希望が膨らみます。
日常の消費行動も、誰かのためを考えるSDGsの視点が広がりをみせています。小さくても、できることを少しずつ積み重ねることで未来は大きく変わっていきます。
私たちは、一人ひとりが協同組合の主人公として、コープあいちや地域のさまざまな場で楽しい体験や感動を分かち合い、その中で培ってきた知恵や経験を次世代に継承していきます。これからも手と手を取り合い、持続可能な広がりのある事業と活動を共にすすめ、みんなで未来を創っていきましょう。

 

 平和とよりよい生活のために

 

2022年6月13日
生活協同組合コープあいち 第13回通常総代会

 

[2021年度のコープあいち (2022年3月20日現在)]
・組合員数 52.9万人……1年間で1万70人増えました
・総事業高 654億円……予算比  105.7%/前年比   97.7%
・出 資 金 96億円……1年間で8000万円減少しました
・経常剰余金 14.6億円……予算比  236.1%/前年比  107.4%

 

◯剰余金処分について
>剰余金処分額
①法定準備金…5億円 /定款で定めている積立金
②出資配当金…3000万円 /出資額に応じて行われる組合員への割戻し
③任意積立金…37億円/経営危機対応積立金・事業環境政策推進積立金・まなび支援積立金
>次期繰越剰余金…9386万円  翌事業年度に繰り越す剰余金

◯2021年度出資金配当率は0.3%に決まりました
ご自身の出資配当金は、コープ宅配を利用の方は6月度の利用明細書でご確認ください。
店舗やモーニングコープなどを利用の方はハガキにてお知らせします。

 

 

【第1号議案/2021年度取り組んだこと】
前年に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止を最優先に事業と活動をすすめました。
◯宅配事業
●テレビCMの放映、Web広告やSNSを活用してコープ商品の魅力を伝え、仲間づくりが伸長。
●ポイント還元を実施。消費税率10%の商品利用でも使用できるように改善。
●OCR注文用紙を発行停止したe-フレンズ注文の方へポイント付与を実施。e-フレンズの普及と環境に配慮した取り組みに貢献。

 

◯店舗事業
●LINEを活用し、お得な情報のお届けや、声を聴く取り組みから人気商品のアンケート結果を企画に反映。
●コープ岩田(豊橋市)のリニューアル。
●自動発注システムを中型店で順次導入し、業務効率が向上。

 

◯福祉事業
●新介護システム(クラウド)の活用がすすみ、日常業務の効率化を推進。
●利用者アンケートを実施。声に応えるための訪問活動計画を立て、利用者・ご家族とお会いし、声を聞く活動を推進。

 

◯くらしのサポート事業・共済事業
●夕食宅配は、催事弁当や医療・介護食、冷凍おかずなどを取り扱い、利用者が増加。
●移動店舗は、事前注文の声掛けをすすめ、必要なものの購入が可能に。
●共済は、《たすけあい》ジュニアコースが30歳までの満期延長。インターネット加入などWebの活用を推進。

 

◯組合員活動・商品活動
●「SDGsエシカルチャレンジ」を実施。参加が広がる。
●「平和アーカイブ」と「東日本大震災復興支援10年の歩み」サイトを開設。
●各ブロックで商品モニター活動を実施。
●「コープあいち公式ほこチャンネル」を開設。組合員向け商品動画を作成し、配信。

 

◯行政・地域・他団体との協力・連携
●JA、大学生協、医療生協など協同組合間の取り組み。
●山間地域でくらしを守る配送にドローンを活用する実証実験。

 

【第2号議案/2022年度取り組むこと】
2030年ビジョンに向けて、22年度以降のコロナ後を見据え、事業・活動に取り組んでいきます。
◯宅配事業
世の中のくらしに必要とされる「商品」を軸として、利用定着と仲間づくりを重点とします。
●テレビCM、Web・SNSによるお友達紹介やイベント参加で認知度を上げ、組合員による仲間づくりを推進。
●商品を軸に、予約登録、e-フレンズ登録の活用を中心とした利用定着を図り、加入者・再開者をフォロー。

 

◯店舗事業
くらしに寄り添い信頼されるお店づくりをめざします。
●組合員の期待に応える商品普及の取り組み、施設老朽化の環境整備を実施、持続可能な店舗事業。

 

◯福祉事業
さらにすすむ超高齢化社会に向け、事業の拡大や投資、処遇改善が行われるよう、安定した黒字経営をすすめます。
●生協10の基本ケアを実践し、意義や考え方・実技をブラッシュアップさせ、レベルを向上。

◯くらしのサポート事業・共済事業
●葬儀と供養(お墓)は、コープあいち提携業者の認知度を高め、各事業と連携して周知活動に取り組む。
●共済は、《学生総合共済》の募集開始やマイカー共済の取扱いなど商品の多様化、《たすけあい》《ずっとあい》の改定を予定し、多様なニーズに応える推進を行う。

 

◯組合員活動・商品活動
活動のあり方や方法を再構築し、商品を中心として事業との連携を強化します。
●商品活動は、「あいちを食べよう、日本の食をたいせつに!」大運動を強化。組合員参加が商品利用につながるよう取り組みを推進。
●「組合員運営方針」を改定。参加と運営のしくみと組合員参加を支援する制度・しくみ等を23年度から運用。

 

【第3号議案/役員選任の件】
役員の任期満了に伴い、定款第19条および役員選任規約に基づき役員選任について提案。

 

【第4号議案/役員報酬決定の件】
定款等に基づき、理事と監事を区分して、役員全員の報酬の総額(上限)を提案。

 

【第5号議案/組合員の除名の件(特別議決事項)】
自己破産手続き開始の組合員、3年以上商品代金未払いの組合員について、定款第12条第1項第2号に基づき除名することを提案。

 

[審議された議案と採決結果]
・第1号議案→賛成多数で可決
2021年度活動のまとめと事業報告書及び決算関係書類の承認の件

 

・第2号議案→賛成多数で可決
2022年度活動方針と予算及び事業計画の設定の件

 

・第3号議案→賛成多数で可決
役員選任の件

 

・第4号議案→賛成多数で可決
役員報酬決定の件

 

・第5号議案→3分の2以上の賛成で可決
組合員の除名の件(特別議決事項)

 

《総代会では25名の総代から「議案への意見」が寄せられました》
◎総代からの会場発言
「障がい者、ボランティアの意見を反映し、やさしいコープあいちを」 津田 昭子さん
理事会回答>
音声カタログ(声ログ)で不足している商品情報の編集と提供に感謝します。雑貨の商品情報不足について、スピードを上げて登録の仕組みと運用を改善し、情報提供を増やしていきます。引き続きご協力をお願いします。

 

「理事候補の選任について」 牧原よし子さん
理事会回答>
2021年度は5回にわたり協議を重ね、決定できる過半数の委員の合意が得られず、名古屋北ブロックの組合員理事は1人の選出になりました。常勤理事を含め理事全体でサポートをします。

 

「地域区分理事候補の選任について」 山中 栄三さん
理事会回答>
推薦推員の担い手の固定化など課題もあり、19年度から公告で募集する方法に変更をしました。協議では、出席の委員(組合員委員3人)の総意で推薦すべき候補者を決定することを確認してすすめました。規約規定と理事選出全体のプロセスを見直します。

 

「愛知県ユニセフ協会設立に向けて」 都築 慶子さん
理事会回答>
2019年に発言をいただいてから2年経過しましたが、設立に向けて準備がすすみつつあります。7月には準備委員会を開催し、みなさんへの報告会も計画しています。今後はボランティアとして支えていただけるよう組合員へ呼び掛けていきます。ぜひ一緒にすすめていきましょう。

 

◎総代からの書面発言
「宅配事業について」
理事会回答>
商品の魅力を伝える発信方法については、今後SNSなどデジタルの情報発信も強化していきます。
カタログ配布の選択制については、組合員のみなさんへ具体化策を提案しながら、最善の方法を提供できるように相談をすすめていきます。
商品の欠品については、引き続き商品調達をすすめると共に、生産現場の状況を正しく伝え理解いただけるよう努めます。

 

「福祉事業について」
理事会回答>
医療との連携については、居宅介護支援事業所を中心に取り組み、連携強化をすすめます。
認知症サポーター養成講座は、法人内職員に対して講座を開催することはできても地域の方対象に開催するのが難しい状況のため、行政・地域包括支援センター等へつなぎ開催を広める活動をすすめます。

 

「役員選任、役員報酬について」
理事会回答>
理事報酬については、外部の有識者も含めた役員報酬検討委員会での検討を踏まえた答申を尊重しました。理事の学習の場を増やし、働きについての紹介をする機会を増やすことで報酬への納得につながるようにしていきます。

 

「「願いをカタチに」するコープあいちの今後の活動について」
理事会回答>
商品活動は、今後も「あいちを食べよう日本の食をたいせつに」をテーマに地元の商品の積極的な取り扱いをすすめていきます。
e-フレンズ機能の改善や商品カタログの配布の案内などは、職員が「私が生協の窓口です」と自信を持って対応できるようにしていきます。
SDGsがめざすものは、協同組合の理念と重なり合っています。安心してくらせる社会の実現に向けて、事業と活動を通し、みなさんと一緒になった取り組みをすすめていきます。

 

「店舗事業について」
理事会回答>
LINE配信は、店舗ごとに工夫し食品ロス削減のポップ提示など、SDGsにかかわる課題について積極的に取り組みます。コロナ禍前のような試食をメインにした取り組みの再開の目途はたっていませんが、地域の特色を生かした魅力ある個店ごとのお店づくりを、組合員・虹の会のみなさんと一緒に検討できる場をつくっていきます。
特別対策店については、経営状況の基準に沿って、ブロックの連携での改善や組合員へお知らせしていくことで早めに対策を実施します。

 

「組合員参加と運営のしくみの見直しについて」
理事会回答>
組合員活動は運営への参加のしくみの一つです。今までの活動も大切にすると共に、身近な地域で誰もが参加でき、10年後も続くように、現在活動に参加している方は継続して、新たに参加する方も更に組合員活動が広がるようにすすめていきます。23年度から新しいしくみがスタートしますが、今後もよりよくなるよう組合員の声を聞きながら改善していきます。

【新しい役員体制 (役付理事・常勤理事・常勤監事 ※事業連合含)】
◯代表理事 理事長/森 政広(もり まさひろ)
◯副理事長(非常勤) /渡辺 文人(わたなべ ふみと)
◯代表理事専務理事/箕浦 明海(みのうら あけみ)
◯常勤理事/藤井 誠士(ふじい せいじ)
◯常勤理事/小河原 昌二(おがはら しょうじ)
◯常勤理事/川端 宏一(かわばた こういち)
◯非常勤理事/小野 修三(おの しゅうぞう) 東海コープ事業連合 統括専務理事
◯非常勤理事/駒井 義明(こまい よしあき) 東海コープ事業連合 常務理事
◯常勤監事/磯村 隆樹(いそむら たかき)

《初めての方大歓迎! 総代一緒にやってみませんか?》
◎総代ってなぁに?
生協は、みんなで意見を出し合い、自分たちでくらしをよりよくしていく組織です。大切なことは組合員全員で決めることが望ましいのですが…。コープあいちの組合員は約53万人!一度に集まることができません。
◯そこで、組合員の意見を聞いて、まとめてくれる代表が必要です。その代表者が「総代」です。
◯話し合った願いや意見を生協に届け、よりよい事業や活動をするために総代会に参加し、方針などを決定します。他の組合員や総代の意見も認め合いながら、考え合い、方針づくりの参加・参画をしていきます。

 

●みんなで出資
一人ひとりが出し合った出資金で、安心して利用できる商品やお店・宅配センターなどをつくります。
●みんなで利用
商品の購入やサービス(共済、福祉など)を利用します。
●みんなで運営
みんなの意見や要望を商品開発や改善、活動や事業運営などに反映します。

 

◎総代のお仕事って?
任期である1年間の流れをご紹介します。総代の活動は、お住いの地域(ブロック)や自宅で参加できます。(開催時期は変更になる場合があります)
①2022年11月/総代として最初の活動の場「総代交流会(ガイダンス)」
総代の役割や総代会までの流れが分かるよう、説明をします。新しい総代のみなさんには「総代ガイダンス」を予定しています。
②2023年2~3月/「総代会議」
2022年度の事業のまとめと2023年度の取り組みなどを話し合います。
③2023年5月/みんなの願いを伝える準備「総代議案検討会」
総代会議案書(案)をもとに、総代会で提案する内容について意見を出し合い、話し合います。
④2023年6月/総代活動の集大成!「第14回通常総代会」
県内全域から総代が集まり、議案を審議し採決します。この決定に基づき、生協の事業や活動が運営されます。
◯他にも/総代用機関誌のお届け、アンケートの記入、商品モニター活動など
※新型コロナウイルス感染症対策のため、参加型ではなく、動画や資料を見て、Webやアンケートにて意見をいただく場合もあります

 

◎総代になるには
2022年7月31日時点でコープあいちの組合員本人であれば、性別や国籍を問わず、どなたでも立候補できます。
◯立候補期間:8月17日(水)~9月16日(金)
◯選挙区と定数:550人(愛知県を7つの選挙区に分けて、組合員数を基礎に選挙区ごとの定数を決めています。)
◯立候補について:ウィズコープ8月号でお知らせします。
総代選挙の公告は定款に基づき、8月1日より、Webサイトと本部・豊橋生協会館に掲示します。
●問い合わせ先/機関運営部(月~金 10:00~17:00) TEL 052-703-6022

◎2022年 総代活動の感想
「コロナ禍、総代用機関誌やオンラインでの会議などで、総代のみなさんの考え方や知恵を知ることができました。つらいのは自分だけではないという一体感で、子育て中でバタバタな日々をがんばれています。オンライン学習会は毎回楽しみながら学んでいます。/岩倉市 30代」
「総代活動は難しく考えず、気軽に参加できる活動です。アンケートに答えることも活動の一つと考えれば「それならできる」と思えるはず。/扶桑町 60代」
「すごい役のように思っていましたが、活動して思ったことは「全員やってみた方がよい」ということ。商品の利用だけでは分からないことがたくさん。「こんな活動しているんだ」「みんなのお金はこういう形で動いているんだ」そんなことが見えてきます。/豊川市 50代」