テキスト版 2024年 コープあいち通信7月号
コープあいち通信7月号
No.144
2024年7月8日発行
CONTENTS
第15回通常総代会報告・・・P2・3
総代会あいさつ・理事の役割決定・・・P4
総代限定企画・理事会報告・・・P5
各地の話題・・・P6
有識者理事から学ぶ・・・P7
発信往来・・・P8
総代のみなさんにお届けしています。
編集発行
コープあいち
広報広聴・デジタル推進部
TEL 052-703-1257・FAX 052-703-3387
Webサイト https://coopaichi.tcoop.or.jp/
総代会
第15回通常総代会は、全議案賛成多数で可決されました
6月11日(火) 刈谷市総合文化センター アイリス(大ホール)
理事長のあいさつの後、理事会から議案を提案しました。議案審議では、口頭発言4名と文書発言8名から意見をいただき、理事会から回答ののち、すべて可決されました。
あいさつをする森 政広 理事長
第15回通常総代会アピール
いま私たちは、物価高による厳しい家計に直面し、実質賃金は依然としてマイナスが続き、生活は楽ではありません。熱波や洪水、干ばつなど気候変動による被害が世界各地で発生し、ロシアによるウクライナ侵攻や中東ガザ地区での人道危機に対して、心を痛めない日はありません。一日も早い終結を願っています。元日に起きた能登半島地震では、全国の生協が被災されたみなさんに思いを馳せ、募金活動に取り組み、支援のため発災直後から被災地へ駆け付けました。私たちは、これまで困難をつながる力、助け合いの気持ちで乗り越えてきました。
2023年11月3日、国連総会は、2025年を2012年に続き2回目の「国際協同組合年」とすることを宣言しました。国連は、21世紀の国際社会の第一目標「極度の貧困と飢餓の撲滅」という目的を実現するために協同組合を重視し、2012年を国際協同組合年と宣言しました。いま再び持続可能な社会の実現に向けて、私たち協同組合の力に期待が寄せられ、事業と活動を通して地域社会へ貢献することが求められています。
助け合う協同の力で「平和とよりよい生活」の実現をめざすという同じ考えの仲間と大きなつながりの輪をつくりましょう。
来年はコープあいちとなって15周年の節目を迎えます。生涯にわたって組合員のくらしを支えるコープあいちとなるよう、組合員と役職員で力を合わせて歩みをすすめていきましょう。
平和とよりよい生活のために
2024年6月11日
生活協同組合コープあいち 第15回通常総代会
横田典子 副理事長
総代会に参加したみなさんから、組合員や地域のみなさんに、今年1年私たちがすすめる取り組みや、その中で大切にしたい思いを伝える呼び掛けが、「総代会アピール」です。
Press Release 4・5・6月
コープあいちの取り組みを対外に発信しています
〈発信〉
◆4月12日(金)・・・ JAあいち中央「田植え体験交流会」のお知らせ
◆4月18日(木)・・・ 1000万円を愛知県に寄付 大村知事より感謝状
◆4月19日(金)・・・ JAあいち三河「愛知のコシヒカリ・稲作体験会」のお知らせ
◆4月30日(火)・・・ 岡崎市と「持続可能な地域づくりに関する包括連携協定」締結式
◆5月2日(木)・・・JAあいち豊田「愛知のコシヒカリ・田植え交流会」のお知らせ
◆5月10日(金)・・・ JAあいち海部「あいちのかおり・田植え交流会」のお知らせ
◆5月14日(火)・・・ 名古屋市南部の拠点・港センター開所式のお知らせ
◆5月23日(木)・・・港センター地域防災協力事業所の覚書締結
◆6月20日(木)・・・東郷町と「子ども・子育て支援に関する連携協定」締結式
〈掲載・放送〉
◆4月26日(金)・・・中日新聞 防災、環境に1000万円 コープあいちが寄付
◆5月 9日(木)・・・東海愛知新聞
岡崎市と「持続可能な地域づくりに関する包括連携協定」締結
◆5月10日(金)・・・コープニュース
JAあいち中央など協力 田植え交流会を実施
◆5月17日(金)・・・ 中部経済新聞
6月10日(月)・・・コープニュース
港センター 配送センターを移転拡張
◆5月30日(木)・・・CBCテレビ 「ひるおび」「チャント!」
6月 1日(土)・・・ 中日新聞
港センターと稲永学区 地域防災協力の覚書締結
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第15回 通常総代会
第15回通常総代会の情報は、こちらからもご覧になれます。
https://www2.tcoop.or.jp/news/002724.html
■出席者数
会場本人・・・125
会場委任・・・0
書面・・・409
計・・・534
■審議された議案と採決結果
議案 反対 保留 結果
第1号議案 2023年度活動のまとめと事業報告書及び決算関係書類の承認の件
反対12 保留10 過半数の賛成で可決
第2号議案 2024年度事業・活動計画及び予算、第5次中期方針設定の件
反対14 保留17 過半数の賛成で可決
第3号議案 役員選任の件
反対24 保留37 過半数の賛成で可決
第4号議案 役員報酬決定の件
反対49 保留48 過半数の賛成で可決
第5号議案 組合員の除名の件(特別議決事項)
反対2 保留16 3分の2以上の賛成で可決
来賓代表 コープあいち虹の会代表千賀昭政さん(丸千水産株式会社)
議案について提案する箕浦明海 統括専務理事
開始前受付の様子
議長、議事運営委員のみなさん、準備から当日の運営までありがとうございました。
総代会報告は『ウィズコープ』7月号でも特集しています
議長 阿部綾乃さん
議長 大谷照代さん
出席した総代のみなさん
お持ち帰り品
渡辺副理事長 退任あいさつ
私は生協商品が大好きで、料理作りの組合員活動をしてきました。理事になってからは組合員のみなさんの声を頼りに、理事活動に取り組みました。地域で交流会を開催し、組合員が生協のよさを広めることを大切にしてきました。コロナ禍により「活動」や「交流」はできなくなりましたが、Webの活用を模索し、みんなで知恵を出し合いすすめてきました。新型コロナウイルスが5類感染症に移行し、これからコープグループやブロック協議会という新たな仕組みの下で、よい事例を紹介し合い、積み重ねていくものと思います。「組合員が主役」という原点を大切に、活動への参加が広がることを期待します。
横田 新副理事長 新任あいさつ
今期をもって退任される理事・監事のみなさん、大変ありがとうございました。
仕事や育児、介護、移動困難など一人ひとりが異なる事情を抱える中、声を出し合う多様な場づくりが大切だと思います。ひとりでは小さな力です。だからこそ誰かとつながっていたい、つながることでくらしの願いを分かち合うことができます。あらためてコミュニケーションを大事に取り組み、助け合いの力でよりよいくらしの実現をめざしてまいります。
今年は、役員改選の年となりました。これから新たな理事会として、主役である組合員が声を出し合い、助け合いの輪が地域に広がるよう、努力を重ねてまいります。
<3ページ>
■議案への意見と理事会からの回答
口頭発言 4名
●視覚障がい者も組合員 ご協力を!
視覚障がい者の組合員に、パソコンを使って情報を送るボランティアを行っています。この間、「音声カタログ」の雑貨の情報も充実してきました。ぜひボランティア活動にみなさんのお時間を貸してください。
津田昭子さん
回答 長きにわたるご支援に感謝します。ボランティアの呼び掛けについてはグループのみなさんに相談させていただきながらすすめていきたいと思います。今後も音声カタログを利用いただいているみなさんの声をお聞きしながら、利用しやすい環境となるよう一緒に取り組みたいと考えます。
●口頭発言①②③
①通常総代会の議長を名古屋北・名古屋南ブロックから選出と聞いていましたが、どのように決定したのですか。
②役員報酬額の決定の理由が不明解です。
③「組合員を増やしましょう」と言われるが、難しいのでは。店舗の閉店があったが、周辺の組合員は近隣のスーパーに買い物に行き、困ることもありません。
山中栄三さん
回答 総代会の運営は、当日議長の選出を行いますが、定款やさまざまな規約を踏まえて運営することが求められるため、あらかじめ議長候補と相談しながら当日の運営がスムーズに行くように準備をしています。
役員報酬は、外部有識者や組合員理事、職員で構成する「役員報酬検討委員会」の答申を受けて、総代会に提案しています。報酬額は、社会状況や職員給与とのバランスなどを参考にしながら、答申されています。
「仲間づくり」は、品ぞろえや利用しやすいしくみの改善など、組合員の要望実現に欠かせない取り組みです。引き続き組合員のみなさんと一緒にすすめていきます。
●役員選任の件、役員報酬決定の件、
コープあいち・協同組合の基本的価値、民主運営
2023年度の総代会、2024年5月の議案検討会でも、ブロックの組合員理事のパワハラを訴えました。理事会は非民主的な運営を続けています。組合員グループの活動費がなくなり、同時に役員報酬が増額となっているのはなぜでしょうか。有識者理事は、顧問に籍を置いて、有識者としての知識をお借りする際に謝礼をすればよいと思います。
森下美恵子さん
回答 2023年通常総代会について調査をした結果、パワハラには当たらないと考えていますが、不快な思いをさせてしまった事実を受け止め、組合員と接する際は気を付けるようにします。
常勤役員はこの間総代、組合員のみなさんが集まる場に参加し、500件を超える組合員の声を聞きとり、出された意見や質問に対して返答していくことに努め、非民主的な運営をした事実はないと認識しています。
有識者理事は理事会の議論や理事研修で、専門分野の視点から意見や提言をいただいています。
●2024年度事業活動計画、店舗事業について
コープ安城よこやまに隣接する「くすの木ホール」を拠点に、コープグループで活動しています。施設の老朽化などにより、安城よこやまは25年3月18日に閉店することとなりました。東三河・西三河それぞれの要所に、中型店舗の建設をお願いします。
吉村美代子さん
回答 コープ安城よこやまの閉店については、理事会として責任を重く受け止めています。持続可能な店舗事業への再構築として、老朽化し再投資できない店舗の閉店、リニューアルによる既存店強化、重点エリアでの置き換え(新店)をすすめます。地域の加入率が高く、 生協の支持が高いエリアに出店して、黒字店舗の成功事例をめざすこととしています。閉店後の施設としては、居宅介護や訪問介護について相談できる福祉サービス安城があります。またステーション事業については、近隣で施設を賃借し、事業が継続できないか検討しています。
文書発言 8名
●宅配事業についてご意見をいただきました。
回答 シニアや単身者向けの商品カタログや注文のしくみは、現在もいくつか用意しています(いつでも注文カタログ・らくらく注文など)。引き続き利用いただけるよう、カタログやしくみ、品ぞろえの改善をすすめていきます。
●仲間づくりについてご意見をいただきました。
回答 商品やサービスについての情報を幅広く発信していくことが大切と考えます。WebやSNSを活用した情報発信の強化とともに、人と人のコミュニケーションも大切にしていきます。「コープあいちに加入してよかった」という声を広げる取り組みを、組合員のみなさんと一緒にすすめます。
●店舗事業についてご意見をいただきました。
回答 店舗事業は、生協がめざす「食を中心とした組合員のふだんのくらしに貢献」するために不可欠な事業として位置付けています。組合員お一人おひとりの思いを重く受け止め、持続可能な店舗事業としての再生を図っていきます。また、「コープステーション上八田」の利用は、スタート時から約2倍となりました。引き続き地域の拠点として、安心して施設の利用ができるように努めてまいります。
●福祉事業についてご意見をいただきました。
回答 福祉についてはブロックで連携してお知らせしていきます。組合員へのお知らせや学習会の開催を積極的に行います。福祉事業の概要が分かる冊子の更新・見直しをすすめ、必要とされる方に適切な案内ができるようにしていきます。
●移動店舗についてご意見をいただきました。
回答 移動店舗は23カ所の停留所で営業しており、2023年度の年間利用金額は約2200万円、事業経費は1070万円で赤字経営となっています。現況では拡大する予定はありません。今後、買い物困難者への支援のあり方について検討し、すすめ方について提案していきます。
●組合員活動についてご意見をいただきました。
回答 2023年度より新たに「組合員参加と運営のしくみ」の運用が始まりました。このしくみを運用していく中で、組合員参加の新たな方法や支援制度については、引き続き検討をしていきたいと思います。
●役員選任についてご意見をいただきました。
回答 役員の任期は内規で定められたルールに従ってすすめています。前回の役員改選では、理事長・専務理事より10歳以上若い常勤理事を選任し、世代交代をすすめています。今期の理事会では、育成や引継ぎを行っていきます。また今年度のブロック担当役員は、常務理事会メンバーである執行役員も含め、地域の会議に参加できるよう調整します。
●Webサイトについてご意見をいただきました。
回答 Webサイトを含め、「ワイガヤナビ」や「総代の部屋」などを活用し、組合員へ情報発信を行っています。2024年度にはホームページの改善・見直しを行い、くらしに役立つ、分かりやすい情報発信に努めます。また「総合アプリ」を開発し、組合員に新たな価値とサービスを提供することをめざしています。
●寄付金についてご意見をいただきました。
回答 いずれの寄付も、地域社会の一員として貢献することを目的に、「生協の事業基盤を危うくせず、組合員の利益を害しない範囲」として実施しています。また、寄付金は生協法施行規則に基づいて、事業経費として処理を行っています。今回の寄付は、理事会規則に沿って理事会議決により行いました。今後、寄付を行う場合に組合員の意思をどのように反映していくのか、他生協の事例も参考にして検討していきます。
<4ページ>
第15回通常総代会を終えて 理事長 森 政広
第15回通常総代会への参加、ありがとうございました。通常総代会に向けては、2・3月にリモート・ハイブリッド開催の8会場を含め37会場で総代会議を、4・5月にリモート開催の3会場を含め32会場で議案検討会を行いました。いただいた意見をもとに総代会議議案書としてまとめ、提案しました。
議案検討会では、店舗の閉店について、くらしの厳しさについて、e‐フレンズの改善、宅配事業への期待と要望、福祉事業への期待、組合員活動への意見など全会場で500を超える意見が出されました。総代のみなさんが積極的に議論をいただいたことに感謝するとともに、総代会会場発言、文書発言も含め、出された意見は、24年度の事業と活動の具体化の中で反映させていきます。
また、物価の上昇で厳しくなるくらしに対して、「くらし応援企画」について継続の要望もいただきました。生産者・メーカーの状況もお知らせしつつ、全国の生協と連携して、くらしに貢献できる商品を利用しやすい価格でお届けできるよう努力を続けていきます。
昨年来、ウクライナや中東で紛争が続き、能登半島地震など度重なる災害で多くの方が被害にあっていることに胸が痛むばかりです。
今後も、組合員・地域のくらしがよくなるよう、くらしを守る協同組合として「一人は万人のために、万人は一人のために」「平和とよりよい生活のために」を大切にし、みなさんと一緒に事業と活動をすすめていきます。
総代会後に開催された第1回理事会で、理事の役割について決めました。
この枠内のコメントは各役員の「私にとっての平和とは」です
理事長 森 政広
代表理事 業務統括
ウクライナ、ガザで継続している戦争に心が痛むばかりです。79年前の広島、長崎で起こったことを二度と繰り返さないため、核兵器の廃絶を願っています。
副理事長(非常勤) 横田 典子
組合員視点から理事長を補佐し、対外業務を分担
争いや戦争がないこと。飢餓や差別をなくすこと。お互いの違いや意見を認め合うこと。協同の力でみんなが笑顔になれることだと思います。
統括専務理事 箕浦 明海
代表理事 事業と活動の執行責任
日々のくらしに不安がなく過ごせること。自由に意見が言えて、お互いを認め合い、差別なく笑顔でいられること。健康でおいしい食事がいただけること。
専務理事 川端 宏一
代表理事
事業全般・管理管掌
武力ではなく、人としてお互いを尊重し認め合い、そして違いを受け入れられること。
常務理事 藤井 誠士
宅配事業・店舗事業
一人ひとりが世界の平和について学び、知識を深め、平和を願い、行動に移すこと。
常務理事 小河原 昌二
福祉事業・生活サポート事業
戦争や争いごとがなく、安心して当たり前の日常生活が送れること。
非常勤理事 小野 修三
東海コープ事業連合 統括専務理事
SDGsの目標を最も阻害するのが戦争です。いつも弱い立場の人間の命や尊厳が奪われ、多くの悲劇の中、貧困が広がります。平和を希求する声を諦めずに。
非常勤理事 丹羽 郁夫
東海コープ事業連合 常務理事
日々の生活を穏やかに過ごせること。人と比較せず、必要以上に欲しがらず、寛容であればいいのかと。
常勤監事 磯村 隆樹
次世代に戦争や核兵器のない世界を残すのが、今を生きる私たちの責任と思います。一人ひとりができることから、ご一緒に。
執行役員は執行体制を強化するため、理事会として選任しています。
宅配事業・仲間づくり・共済 渡邉 秀
店舗事業 鈴木 秀昭
管理本部 相澤 大輔
<5ページ>
総代限定企画のお知らせ
商品検査センターを見学してみませんか?
参加者を募集します!
商品検査センターでは、宅配でお届けする商品、店舗で販売する商品の品質チェックのため、検査を行っています。食の安全・安心を支えている「商品検査センター」を見学してみませんか? 総代限定の見学企画です。ぜひご参加ください。
日時
2024年8月24日(土)10:00~12:00
場所 東海コープ商品検査センター(名古屋市名東区猪高町大字上社字井堀25-1)
お問い合わせ 機関運営部 浅井、魚住 TEL 052-703-6022
申し込みはこちらから
見学用パンフレット
「食の安全・安心マスターブック」
地元の中学生が見学に訪れる際にも活用しています
微生物検査
残留農薬検査
理事会報告
理事会で議決したこと、および協議したこと、報告された主な内容を報告します。
■第11回理事会報告
2024年4月9日(火)
1.総代会へ提案する役員選任議案について
役員の任期満了に伴い、総代会に提案する役員選任議案を確認しました。
議案検討会で役員候補のみなさんを提案していきます。
2.東海コープ事業連合県別区理事の推薦について
東海コープ事業連合の決定に基づき、県別区理事定数(愛知県)選挙区5人について、コープあいち理事会より常勤理事3人、組合員理事2人を候補者として推薦します。候補者は次期理事候補より推薦します。
3.中川センター建替え 総投資金額と施工業者決定について
新中川センターは中川区、中村区、中区を配送地域とし、開所時年間供給高は約25億円です。投資回収は9年を計画します。
4.SDGs助成制度2024年度助成団体決定について
2024年度「コープあいちSDGs助成制度」に3団体から応募がありました。
第1回審査委員会による審査の結果、応募のあった3団体の申請内容は助成制度の趣旨に沿っており、2024年度の助成対象とすることを決めました。
5. 「エクセレント職員就業規則」の改定について
新人事制度の導入に伴いアソシエイト職員にあらため、賃金労働条件を変更します。
6.出産・育児の休暇に関わる「パート職員就業規則」「おさそいパート職員就業規則」の改定について
協議や報告したこと
1.2024年3月度決算について収益の見通しを報告
2.2023年度内部統制の運用状況と2024年度基本方針を報告
3.2024年度役員報酬について役員報酬検討委員会の今泉委員長より答申を報告
4.東海コープ事業連合第30回通常総会議案の確定に向けて報告
5.2024年度理事会運営について協議
6.コープ高蔵寺NTのリニューアルについて協議
議決したこと
■第12回理事会報告
2024年4月23日(火)
議決したこと
1.2024年度役員報酬について
理事の報酬は委員会答申を尊重した金額とし、監事の報酬は監事会報告に沿った金額とします。議案検討会に役員報酬の「総額」を提案します。
2.決算処理方針と剰余金処分案の件について
確定した決算を元に、決算処理方針と剰余金処分案を確認しました。議案検討会に提案します。
3.コープ高蔵寺NT リニューアルの件について
施設の老朽化に伴い施設改修、冷蔵・冷凍設備の入れ替えや売場構成の見直しを行います。
4.第15回通常総代会の議案検討会用議案書について
議案検討会で検討いただく議案書案と別冊資料を確認しました。
5.2025年度(2024-2025)総代選出の選挙区と定数について
定款第45条(総代の定数)および総代選挙規約第5条(選挙区と選挙区ごとの定数)に基づき、2025年度(2024-2025)総代の選挙区及び定数について確認しました。定数は定款で500人から550人の幅と定めています。
協議や報告したこと
1.2024年度理事会運営について報告
2.東海コープ事業連合第30回通常総会議案の確定に向けて協議
<6ページ>
各地の話題
各地で行われているコープの組合員活動や事業所での取り組みを紹介します。
■愛知県へ1000万円の寄付 感謝状贈呈式 4月25日(木)
愛知県内で事業を展開する生協として、地域社会への貢献を目的に、2023年度の剰余金の中から、愛知県の「防災ボランティア活動基金」および「あいち森と緑づくり基金」に各500万円、合計1000万円を寄付しました。今回の寄付に対して、感謝状の贈呈式が行われ、大村知事は「災害時のボランティアの交通費や宿泊費、活動費の助成事業、また県内の森林や都市の緑をバランスよく保全・整備する事業に活用させていただきたい。安全・安心な愛知、山から町まで緑豊かな愛知をめざしてまいります」と述べられました。
(左から)森政広理事長、大村秀章知事
懇談の様子
■岡崎市と「持続可能な地域づくりに関する
包括連携協定」締結 5月7日(火)西三河ブロック
中根市長は、「コープあいちのネットワークを通して、子どもから高齢者まで見守りをしていただくことで、持続可能な地域づくりに向けた大きな力になると期待しています」と話されました。森理事長は、「包括的な協定締結を機会に、行政のみなさんとの関係を強固なものとし、住みやすい地域づくりに力を尽くしたい」と話しました。
(左から)土井センター長、森理事長、中根康浩市長、久保田理事、福田ブロック長
■港センター
地域防災協力事業所の覚書締結 5月30日(木)名古屋南ブロック
港センターと稲永学区まちづくり協議会は、大規模災害時における支援協力に関する覚書を締結しました。災害時には地域に密着した事業所として、飲料水やAEDの提供などの支援、協力を行うものです。
覚書締結式にて
(左から)港消防署 堀井明署長、森理事長、稲永学区連絡協議会 伊藤克典会長
■エシカル祭inコープ上社店 開催 6月2日(日) 尾張東ブロック
資源の循環を実感する取り組みをブロックで
コープグループ「尾張東環境グループ」「東部産消の会」のみなさんと尾張東ブロック・上社店のメンバーで開催しました。店頭では牛乳パック20枚とワンタッチコアノンロール1個を交換、店内ではペットボトルのリサイクル包材を使用した「ふっくら卵のオムライス」の試食販売を行いました。
尾張東環境グループ・東部産消の会のみなさんと(株)ダイコク 杉浦さん
店頭で牛乳パックとワンタッチコアノンロールを交換
■親子で稲作体験 田植え交流会を開催 4~5月
JAあいち三河
JAあいち中央
JA上伊那
JAあいち海部
JAあいち豊田
身近な「食」や地元の「農」を親子で学ぶ
各地のJAのみなさんに協力いただき、5カ所で開催しました。親子で水田に入り、楽しそうに苗の植え付けを行っていました。紙芝居やお米クイズで「お米ができるまで」を楽しく学びました。
JAあいち中央
JAあいち海部
参加者の声
●お茶わん1杯のお米には、農家さんの努力が詰まっているのだと思いました。
●子どもにとっても親にとっても楽しい体験でした。8月の稲刈りも楽しみです。
<7ページ>
有識者理事から学ぶ
専門分野から2030年のビジョンを踏まえて、コープに期待することや情報をご提言いただきます。
有識者理事とは
学識者や弁護士、会計士などの専門家として、社会的な
視野からの意見を生協の運営に反映させ、生協の日常的な業務執行の状況についても専門家の立場から監督します。
戸成 司朗さん
一般社団法人中部SDGs推進センター 代表理事
(株)西友副社長、
住友理工(株)CSR部長、アドバイザー担当、
特定非営利活動法人中部プロボノセンター
共同代表理事等を歴任。
2022年6月よりコープあいち有識者理事。
持続可能な企業に向けての人的資本の強化戦略~強靭でイノベイティブな組織づくり~
企業価値の評価は近年「無形資産」4つの資本といわれます。知的資本、人的資本、自然資本、社会関係資本の中で、人的資本の強化が日本の企業の最大の課題といわれています。
1.人的資本への投資を怠った20年が企業の劣化に
この20年間で一人当たりGDP(国内総生産)は世界2位から27位まで落ち、もはや日本は先進国ではないといえます。競争力ランキングは34位、年収は2000年の世界2位から22位まで落ちました。バブル崩壊、リーマンショックを機に企業は人材開発費や人件費を削減し、政府は会社を助けて人材は置き去りでした。本来は日本全体で知的資本や人的資本の投資で産業構造の転換を図るべきでした。フィンランドの携帯会社ノキア危機のとき、政府と地元市による失業者への生活保障とリスキリング(学び直し)による技術習得支援が再就職につながりました。ノキアは自力で再生しました。日本政府は公的職業訓練や公的支援をどれくらいしているでしょうか。デンマークはGDPの2%を使っていますが、日本は0.17%です。また、この20年、日本だけ賃金が下がっている状況です。
2.人的資本の強化をどう評価するのか
人に投資して企業価値をどう上げるのか。賃金は働く時間ではなく、生み出す価値への発想の転換が必要です。生み出した価値に対して使った労働時間で割ると、付加価値労働生産性が出ます。付加価値労働生産性を上げる方法は、効率を上げることと価値創造することです。日本の工場現場の生産性は上がっていますが、サービス業の生産性が低いことが課題です。日本が安さを求める価格競争で疲弊する中で、欧米は付加価値の高い商品・サービスに移行しました。付加価値の高い企業に移行するためには、自分で考えられる人材の育成が大切です。人口減少の日本では人材の獲得競争に入り、労働者から選ばれない会社は人手不足で倒産します。今や人材は最も重要な資本ということです。
3.人的資本を強化し付加価値労働生産性を上げるには
人的資本の強化はデジタル化による業務作業効率の改善とスピードある組織運営、社員のスキル、知識、能力、モチベーションを上げる視点が必要です。自ら能動的に考え行動し、多様な人材が相乗効果を発揮する組織風土にすること、心豊かな生活水準を維持する報酬も必要です。業務の明確化とチームの成果を求める日本型ジョブ型雇用の導入も必須です。この仕事に必要なスキルや知識は何かを社員に公開し、社員情報をデータ化します。チームリーダーはビジョンを明示し、メンバーをサポートできる人です。評価は上司・部下・同僚の360度評価で、個人とチームの両方で評価します。健康・安全は働き方に柔軟性を持つことです。地域に出て社会や人々の行動の変化に気付かなければ革新的な発想は生まれません。
4.結びにあたり
コープあいちは、柱である宅配事業の付加価値労働生産性の向上が必須です。宅配事業の成長のためデジタルによる組合員の受発注システムをどうするのか、特に物流センターのデジタル化による作業効率改革は喫緊の課題です。人事制度改革による知的労働生産性の向上、創造力のある人材育成、スキル・能力に合った報酬制度をどうするのか。人的資本の強化はわが社の価値創造ストーリーに心から共感・納得して働くことにあります。そのためトップメッセージが重要で、自分の仕事が社会の健全な成長・発展に貢献していることを社員が実感することです。未来への大きなストーリーと、一つひとつの達成感を味わうことが大切です。変革を怠るものに未来はない、今こそ原点、今こそ未来です。
<8ページ>
発信往来
コープあいち通信を読まれた総代のみなさんの感想や総代どうしの交流のコーナーです。
〈総代年代〉
〈アンケート返信〉
コープあいち通信を読んで
3・4月号のアンケートは77通お寄せいただきました。
ありがとうございます。一部をご紹介します。
ウクライナ支援をはじめ、世界平和のために私たちができること
ウクライナ情勢をテレビで見るたび、心が痛くなります。遠く離れた日本にいる私たちにできることは、募金と事実を知ることしかないと思います。信頼できる団体に募金をして、確実に現地に届けていただく。そして正しく事実を知って、後世につなげる。一番の被害者は巻き込まれた未来ある子どもたちだと思います。子どもらしく安心してのびのびと生活できる日が、1日でも早く来ることを願うばかりです。(尾張旭市 30代)
祖国を離れて、言葉もよく分からない国に避難しなければいけないご苦労は計り知れません。ウクライナの方と料理教室やお花見、お茶会や交流会などでお互いの国や文化を理解し合うことが自分たちができる、平和につながることではないかなと思います。
(大府市 40代)
日本にいることで、当たり前の平和、日常のくらしのありがたさに気付かされます。平和をつくる・守るのは次世代への継承です。他人事ではなく、今の現実を見つめ、分かりやすい言葉で子どもたちに伝えなければと思います。民族間や国境が接している国どうしの歴史から、どうして紛争が起こるのかが分かります。難しくてイメージしにくいかもしれないけれど、考え続けていく問題だと思います。(西区 60代)
名古屋市の「支援登録マッチング制度」という取り組みを知りました。企業や団体はもちろん、個人のニーズとマッチングさせることは長期的に安定すると思いました。
一般の方からの募金もいいですが、長期的な支援は大変なので、企業が協力する力は大きいと思います。SNSの広告利用などで発信していけるとみんなに周知できると思います。
(北名古屋市 30代)
日本は平和な国です。身に迫ったものはないので、よその国の現状を実感することが少ないと思いますが、尊い命が亡くなっている現実を家族で話し合うことも必要だと思います。子どもたちが幸せに生活できるように、大人がよく考えていかなければいけないと思います。(西尾市 60代)
募金活動のほか、正確な情報を知り、他人事として考えないようにと思っています。また、一定の国や地域の人に対する偏見を持たないことも大切だと思います。(港区 60代)
現地のニーズに合った支援が必要なので、情報共有会議を行いながらすすめていることはとても大切だと思います。まだまだ先は不透明なので、長期的な支援ができるよう、私たちも何ができるかを探していきたいです。(東海市 40代)
産直若鶏、飼料米を配合
産直若鶏の餌に飼料米を配合と知り、共感しました。世界情勢の変化により輸入できなくなると食料自給率の低い日本は壊滅すると思っていますので、このような取り組みを待っていました。(岩倉市 30代)
素晴らしい取り組みだと思いました。休耕田を生かして、飼料(餌)の自給率を上げ、輸出制限をされるリスクをなくすよう、日本の水田を守ることに少しでもお力になれたらと、産直若鶏を利用したいと思いました。(緑区 60代)
以前から、日本の飼料の自給率がとても低く、ほとんど海外から輸入をしていることに疑問を持っていました。「なぜ日本で飼料を生産することができないのかしら」と。今回のトーノーデリカさんの取り組みには大いに期待しています。10%といわず、100%地元産の飼料ができるといいと思います。(豊田市 60代)
以前から、日本は食料や肥料の自給率を上げるための政策を考えなければならないと思っていたので、「飼料米の取り組み」は素晴らしいと思いました。生協が少しでも支援できるように、私はこの先も「産直」や「栽培自慢」、「はぐくみ自慢」の商品を積極的に購入していきたいです。(扶桑町 50代)
春の総代会議
しばらく組合員どうしが直接交流できる機会がなかったので、会議で直接お話しできるのはとても楽しいです。早く前のようにイベントをたくさんやっていただいて、みなさんといろいろ交流できる場が増えるといいなと思います。(中川区 50代)
初めて参加しました。いろいろな世代が、コープあいちを知ってもらうこと、どうしたらさらに喜んでもらえるかを意見し合える、すてきな場だと思いました。他地域の開催の様子を見ることができ、5・6月号での報告内容が楽しみです。(江南市 40代)
能登半島地震 支援活動
宅配担当の方から、職員派遣のことはお聞きしていました。地震後早くに現地に入っての活動、本当にご苦労さまでした。緊急支援募金の総額が報告されていて、総額の大きさにびっくり、生協の団結力の大きさに驚きました。生協の力は大きいです。(豊川市 60代)
支援活動にコープの組織の活躍を感じるとともに、共済契約者に異常災害見舞金があることを知り、共済保険のよさを認識しました。福祉部門においても、重度の要介護支援の記事に心強さを感じました。コープのつながりを広めていけるよう、組合員を増やしたいと思います。(豊川市 70代)
支援活動に参加された職員のみなさん、お疲れさまでした。これからも、いつ、どこで災害が起こるか分かりません。生協の活動で少しでも役に立つことができるのは心強いです。支援募金も個人ではなかなかできませんが、集まればまとまったお金になります。私たちも、いつお世話になるかもしれないと思うと、これからも関心を持っていたいと思います。
(瀬戸市 70代)
コープくろかわ閉店(各地の話題)
コープくろかわが、たくさんの方に愛されていたことがよく分かりました。店舗の赤字経営が続いているということで、新店舗の開設は難しいかと思いますが、今ある店舗が、少しでも長く地域の方々に愛されながら経営されることを祈っています。(中川区 30代)
お店の閉店の様子、閉店前の感謝交流会、閉店説明会と続き、本当に寂しくなりました。店舗利用者は、明るい話題が聞ける日を楽しみにしています。(安城市 70代)
リデザインプロジェクト
とてもよい取り組みで、資源を有効に使えますね。私は手芸と洋裁が好きで材料をたくさん持っています。近頃、年齢のためかものを作る気持ちが減ってしまいました。持っている布を一度には処分できないので、少しずつ捨てています。このような布なども使用していただけると、資源の無駄使いにならずによいのですが、いかがでしょうか。(岡崎市 70代)
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