テキスト版 2023年 コープあいち通信12月号
コープあいち通信12月号
2023年12月4日発行 No.140
総代のみなさんにお届けしています。
編集発行
広報広聴・デジタル推進部
TEL 052-703-1257・FAX 052-703-3387
CONTENTS
各地の話題・理事会報告 P2
有識者理事から学ぶ P3
発信往来 P4
Webサイト https://coopaichi.tcoop.or.jp/
総代交流会を開催しました
SDGs
もっとくらしに役立つコープあいちに
11月8日(水)~11月30日(木)
交流会の様子や出された意見は「コープあいち通信1・2月号」で報告します
11月8日(水)名古屋北ブロック コープ小幡
11月8日(水)名古屋南ブロック 天白文化事業センター
Web会場は4会場で行いました
ブロック共通 Web会場の様子
11月10日(金)東三河ブロック 福祉サービス豊橋北
総代の役割や1年間の活動の流れなどを確認し、2023年度上半期の実績や課題、コープあいちの商品や事業、活動などを交流しました。
各地で
みんなの交流会 開催中 9月~
11月中旬までに開催したブロックを掲載しています
4年ぶりに地域の組合員のみなさんが集い、交流しました
おなじみのメーカーの商品紹介や試食、事業の紹介、コープグループによる活動紹介の展示など、身近な地域でコープあいちを知っていただく交流会を開催。どのブロックも地域の特徴を生かして、たくさんの方に参加をしていただきました。
尾張東ブロック 9/2(土)
名古屋南ブロック 10/28(土)
尾張南ブロック 11/18(土)
Press Release 10・11月
コープあいちの取り組みを対外に発信しています
〈発信〉
◆10月19日(木) 新城市と「子育て支援に係る連携協定」締結
◆10月20日(金) 第7回ダイバーシティ推進の実践交流会開催
◆10月23日(月) 扶桑町と「子育て支援に係る連携・協力に関する協定」締結
◆10月30日(月) 瀬戸市「子育て支援に関する連携協定」締結
◆11月 2日(木) 全国安全運転大会 新城安全運転センターで開催
◆11月10日(金) 漫才D-1グランプリ in Manba開催
◆11月14日(火) 大府市「子育て支援に関する連携協定」締結
◆11月14日(火) 糖質が気になる組合員の声から糖質70%OFF「かんたんヘルシーで酢」開発
〈掲載〉
◆10月27日(金) 中日新聞 新城市と子育て支援に係る連携協定締結
<2ページ>
各地の話題
各地で行われているコープの組合員活動や事業所での取り組みを紹介します。
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■第7回 ダイバーシティ推進の実践交流会 10月28日(土)
多様な職場で働く障がいのある職員の実践事例の交流
コープあいちの障がい者雇用で就労する職員が、お互いに学び合い、自らの仕事を生かすことを目的に開催。7事業所から7人の職員が実践事例を発表しました。
家族、行政機関なども含め、33人の方が参加しました
現在、障がい者の活躍・長く働き続けられる環境づくりとして、職場長を中心に「障がい者職業生活相談員資格」を推奨しています。(2022年現在で69人が取得し、2023年は8人取得予定。※出向者含む)
安心して子育てができる地域づくりをめざして子育て支援連携協定の締結がすすんでいます
東三河ブロック
■新城市と「子育て支援に係る連携協定」締結
10月26日(木)
子育てがしやすい社会を実現するために、積極的に交流の場をつくっていきたい
下江洋行市長は「本市では子育て支援にかかわる協定の締結は初めて。児童の虐待など問題は多様化しており、子育て世代への連携は大変心強い」と話されました。森理事長は「新城市とは、みかわ市民生協※のときから、多方面にわたって連携してきました。コープあいちのインフラを生かして見守りはもちろん、コロナ禍でできなかった子育てにかかわる交流の場を積極的につくっていきたい」と話しました。
(左から)横田典子理事、山本いづみ組合員代表、森政広理事長、
下江洋行新城市長、中村富広東三河ブロック長、外山晃祥新城センター長
尾張北ブロック
■扶桑町と「子育て支援に係る連携・協力に関する協定」締結
10月31日(火)
地域の一員として、できることをご一緒にすすめていきたい
鯖瀬武町長は「社会情勢もあり子育て世代のみなさんは不安を抱えている。コープあいちのみなさんに協力をお願いできることは心強い。子どもたちが元気で過ごせるよう支援をお願いしたい」と話されました。箕浦専務は「地域のみなさんが健康に安心してくらせるよう、コープあいちが地域の一員として、みなさんとご一緒にできることを相談、連携してすすめていきたい」と話しました。
(左から)箕浦明海専務理事、鯖瀬武町長
尾張東ブロック
■瀬戸市と「子育て支援に関する連携協定」締結
11月6日(月)
子どもたちを育むためのさまざまな取り組みをご一緒に
川本雅之市長は「子どもたちは市の宝であり、市としても子育てを支援していきたい。今回の協定締結は大変心強い。特に虐待の発見と食育の取り組みについて連携をいただきたい」と話されました。森理事長は「瀬戸市では、1万1000世帯(約21%)が組合員であり、めいきん生協※のときから53年間、多くの組合員が利用されている。これを機会に子どもたちを育むためのさまざまな取り組みをご一緒にすすめたい」と話しました。
(左から)川本雅之市長、森政広理事長
※2010年にめいきん生協とみかわ市民生協が合併して、コープあいちとなりました。
理事会報告
理事会で議決したこと、および協議したこと、報告された主な内容を報告します。
■第5回理事会報告 2023年10月10日(火)
議決したこと
1.東海コープ事業連合への差入保証金の拠出について
6月9日に開催した第14回通常総代会の議決に基づき、東海コープ事業連合に差入保証金を拠出します。コープあいちが拠出する金額は2億5072万円で、金銭消費貸借契約書を締結した上で拠出します。注文のしくみ改善や物流施設の改修等をすすめます。
協議や報告したこと
1.2023年9月度決算および事業活動、上半期の経営結果について報告しました。
9月度の決算は、供給高51億655万円、予算比101.0%、前年比103.6%、総事業高は54億4555万円、予算比100.5%、前年比は103.0%、経常剰余金は1億3268万円の結果でした。
2.2030年に向けた店舗方向性の具体化について報告しました。
3.2023年度内部統制行動計画の上半期のまとめについて報告しました。
<3ページ>
有識者理事から学ぶ
専門分野から2030年のビジョンを踏まえて、コープに期待することや情報をご提言いただきます。
有識者理事とは
学識者や弁護士、会計士などの専門家として、社会的な視野からの意見を生協の運営に反映させ、生協の日常的な業務執行の状況についても専門家の立場から監督します。
SDGsを羅針盤に企業の持続可能戦略を考える~パーパスを起点にSXに取り組む~
SDGsの本質は何であるか、現在の社会の延長には未来は無いということです。
戸成 司朗さん
一般社団法人中部SDGs推進センター 代表理事
(株)西友副社長、
住友理工(株)CSR部長、アドバイザー担当、
特定非営利活動法人
中部プロボノセンター共同代表理事など歴任。
2022年6月よりコープあいち有識者理事。
1.グレートリセット
SDGsはよりよい世界をめざす上で2030年のあるべき姿を書いたものです。人類・企業・行政はどうするべきか具体的なアクションプランを示す未来への羅針盤といえます。気候危機と格差危機を背景に、カーボンニュートラルや持続可能な資本主義への転換期となりました。ESG経営は、サプライチェーン全体で環境問題、人権問題、労働環境など調査し情報開示を求めます。私はこれを「顧客よし、調達取引先よし、株主よし、社会よし、社員よし、地球よし、会社よし、未来よし」の八方よしと呼んでいます。
2.SDGsを羅針盤に日本を再生しサスティナブル経営持続可能な社会を考える
持続可能な資本主義は、株主・投資家中心から市民中心の資本主義へ転換することです。SDGsは社会の在り方を根本的に変えることを求めています。日本は変化を好みませんが、欧州は市民の圧力で変わりました。欧州市民の危機感は深刻で、企業はその意識変化に対応しないと不買運動など存続が危ぶまれます。新自由主義から新しい資本主義へ、「人への投資」、「科学技術・イノベーションへの投資」、「スタートアップへの投資」、「GX(グリーン・トランスフォーメーション)およびDX(デジタル・トランスフォーメーション)への投資」など無形資本への投資と分配による成長が試されます。
3.SDGsを羅針盤に企業はSX(サスティナビリティ・トランスフォーメーション)に取り組むべき
企業は、SDGsに取り組まないと事業継続できないリスクがあり、取り組むことで成長可能性の機会が得られます。モビリティ産業ではEVや車のソフト化が拡大しています。SDGsはサスティナビリティに向けて構造改革を求めています。2030年の社会を想像したときにコープあいちは必要とされているかどうかです。今や社会と企業のサスティナビリティは同期化し、SXの実現が必要です。企業には、パーパス(存在意義)を明確にした価値創造ストーリーが求められています。
4.わが社はどこに向かうかSDGsを羅針盤に共感される「パーパス」と実現するケイパビリティを考える
パーパスは日本的には志といえます。われわれはどのような価値を社会に提供することで貢献するのか、何を持って「コアコンピタンス」を生み出すのか、どうやって「ケイパビリティ」を実現するのか。まずは、競合他社と違う誇れる技術。ノウハウ(知的資本)は何なのか、従業員が生きがいや働きがいを持って、生き生きと働くためにどう(人的資本)を強化するのか。また、SXは、地球環境との共生といった自然資本や地域ネットワークづくりなど、社会感度が高くファンの多い社会関係資本の強化も求めています。
5.SXを企業戦略にしどのように実行するか
SXは、GXとDXという2つのエンジンがあります。GXは単に温室効果ガスの環境技術の革新や企業の排出削減活動ではなく、脱炭素社会に向けて産業構造の根本的変革が起きることです。DXは単なる企業のデジタル活用の業務改善の動きではなく、社会の在り方や産業の在り方の歴史的転換を起こすものです。人的資本の戦略的強化など、企業は今、どう戦略的に考え行動し、どこに投資すべきかをSDGsを羅針盤にSXに取り組むときです。
6.新たなバリュー(付加価値)を提供する好事例
SDGsの好事例として、「意味がある」にこだわった戦略・出店のオンライン直売所、アパレルメーカーの売れ残り商品を安値で引き取り、あらたなタグ付け(価値の交換)で販売、スマホで個人の健康管理ができるウェルネストイレ(便座販売とスマホアプリで継続課金)など、モノとコトが融合して価値が変わるという事例があります。
7.コープあいちを好機とリスクで考察する
コープあいちの好機として、消費者の求めるバリュー(付加価値)の変化は追い風です。われわれの求めてきた世界がいよいよメインストリームになりつつあります。固定ファンに宅配するオペレーションも強みです。リスクとして、店舗がスーパーとの生き残り競争に入ります。熱烈なファンがいるコープあいちですが、地域での戦いに巻き込まれるとコープがコープでなくなります。オペレーションの要である情報システムとロジスティクスが東海コープであることも課題です。実は東海コープは生命線です。
8.結びにあたり
Well-beingとSDGsは密接な関連性が見られます。人も企業も新たな成長軸にすべての人と社会が幸福と充実を実感できる持続可能な豊かさの追求を置くことです。日本人は幸せでしょうか。幸福度はG7で最下位です。文明的豊かさを求める生活から文化的豊かさを求める生活へ世界は変わろうとしています。今日は企業のパーパスと言ってきましたが、その前に自分のパーパスを決めることです。自分はなぜ生まれてきたか、何をするために生まれてきたのか、自分は何をしたいのか、自分の志は何なのかを決めることです。そうすることで会社の中での自分の人生から自分の人生における会社の意義に変わります。あるべき姿を明確化してSDGsを羅針盤にパーパスを決め、経営戦略に落とし込み、SDGs宣言を社内の総意で徹底するときです。今、企業は大きな分かれ道です。持続的成長か消滅かという世界の転換期です。今こそ原点、今こそ未来を考えるときです。
<4ページ>
発信往来
コープあいち通信を読まれた総代のみなさんの感想や総代どうしの交流のコーナーです。
コープあいち通信を読んで
10月号のアンケートは78通お寄せいただきました。ありがとうございます。
一部をご紹介します。
〈総代年代〉
〈アンケート返信〉
生協を利用していない方へおすすめしたい商品
たまごスープ/そのまま汁物として使うのはもちろん、一人のときの昼食で雑炊にしたり、とろみをつけてあんかけうどんにして食べています。時短でおいしいごはんの出来上がりです。(名東区 50代)
牛乳・豆腐・たまご/特におすすめしたい商品です。生協の商品はどれも生産者が安全に配慮して十分に気を付けて作っています。少し割高に思うかもしれませんが、おいしさは格別です。自分や家族の健康を守るためにも、ぜひ生協の商品をおすすめしたいです。一度食べてみてください。きっと気に入りますよ!(豊橋市 70代)
枝豆がんも/冷凍庫にストックしておくととっても便利!一品足りないときや買い物に行けなかったときに助かります。そのまま焼いておしょうゆをかけて一品、ひじきを煮るときに一緒に入れて具だくさんの煮物に。炊き込みごはんを作るときにもおすすめです。
(岩倉市 30代)
鶏肉のカシューナッツ炒め/キャベツ・玉ねぎ・にんじんなど、家にある野菜を入れて炒めるだけで本格的でおいしい中華ができます。ピーマンとコーンを入れると彩りのよい一品となるのでおすすめですよ!(岡崎市 60代)
ミールキット/10~15分で主菜・副菜・汁物の3点セットができあがります。仕事で帰りが遅くなりそうなとき、帰ってからでも手早くできて味もバツグン。種類も豊富で働く主婦の心強い味方です。ぜひお試しください。(緑区 50代)
あいちの米たまご/毎日使用しているたまご!生協の商品は安心して食べられることが利用の第1の目的です!おすすめ商品はたくさんありすぎて迷います。(中区 40代)
さば/さばのみぞれ煮、さばの味噌煮、骨取りさば、どれも子どもたちが大好きで、何度もリピートしています。特に骨取りさばのさば焼きは晩ごはんでパクパク食べて、余った分は翌日のお昼にさばチャーハンにアレンジして出すと、子どもたちは、「おいしい!」と言って食べています。とても使いやすく助かっています。(熱田区 40代)
コープの冷凍食品/友達に一人ぐらしの方が多く、スーパーで一人前の惣菜を買って食事を簡単に済ませる現状です。最近は冷凍食品が便利で好評なので、生協利用の検討を期待しています。組合員として一人ぐらしの若い方・高齢の方の声を聞いて仲間づくりへのチャレンジを心掛けたいと思います。利用を長くお休みされていた方が定年されたのでグループにお誘いしたら、復帰されて冷凍食品の便利さに感激されています。(西尾市 70代)
クラブコスメチックスの薬用ホワイトニングローション・ミルクです。他社商品と比べとてもリーズナブルなのに、肌への負担は全くありません。とても気持ちよく使え、中学生の娘も使っています。(春日井市 40代)
野菜を食べよう試食交流会
名古屋学芸大学のみなさんによる試食交流会の記事にほのぼのとした気分になりました。勉強中の学生さんにもよい実践の場となり、コープあいちの活動にも理解が得られ、よい交流会だったと思います。若いみなさんの意見も取り入れ商品開発などに役立ててほしいと思います。継続してほしい活動です。(豊川市 70代)
地域の学生さんとのコラボ、すごくいいですね!私も行きたかった!地域イベントの参加は最近よく拝見します。やはり地元に愛されるコープあいちであってほしいです。
(みよし市 40代)
コープステーションで「ベジチェック」を開催することになり、数値に一喜一憂しています。野菜摂取の向上を図る上でこのような「試食交流会」はとても意義のあることだと思います。いろいろな試みが大切で勉強になると思う記事でした。(岡崎市 60代)
2023年夏の過ごし方
投稿を読ませていただき、それぞれの穏やかな日常の様子になんだかほっとしています。外に目を向けると大変なことがとても多く、しっかりそれを見ていくことは大切ですが、そんな中でも普通の生活が健全に営まれていることに希望が持てます。感謝しています。
(新城市 50代)
いつも楽しみに読ませていただいています。暑い夏を乗り切ったみなさんの意見、勉強になります!交流会やイベントがもっと増えるといいですね!(昭和区 50代)
ALPS処理水海洋放水に対する意見表明
ALPS処理水の放出に関して私自身も十分な理解はできていませんが、福島県産のものがダメということではないし、安全性については問題ない。つまり購入していくことが、地元の方への最大の支援だと思います。これからもたくさんの問題を理解して、日本の原子力発電などへの関心を深めたいです。(江南市 20代)
コープあいちの意見を知りうれしく思いました。排出基準を守り、安全上の問題は生じないと判断したこと。また地元の理解が不十分な中で始められたことを遺憾に思うことや安全性の確保と風評被害についても引き続き注視していくこと。原発に依存しない再生可能なエネルギーへの転換を求めることなど、どれもわが意を得たりです!(名東区 70代)
有識者理事から学ぶ
利益は必要だが目的ではない。顧客のニーズを聞くことが大切という点がよいと思いました。「なぜを5回繰り返すと、目的は何かを見つけることにも有効」というのは、さまざまな物事に応用できそうです。(天白区 30代)
①「ピンチはチャンス」この言葉が大好きです。人生は山あり谷あり。②「チャレンジは3つの視点」生協の最大の目的であり、財産は組合員。そのとおりです。③「顧客の創造」利益は必要だが目的ではない。顧客のニーズに応え満足させる。この信念がある限り、生協は未来に続きます。④「イノベーション」安心して失敗できる構造を作ることが必要。失敗できる環境はイノベーションを起こす土壌となる。まったく同感で、どの企業にも当てはまることです。(犬山市 70代)
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