テキスト版 2021年 コープあいち通信5・6月号
コープあいち通信 5・6月号
2021年5月7日 発行No.116
総代および地域で活動する組合員にお届けしています。
生活協同組合コープあいち
編集責任
広報部
TEL 052-703-6022・FAX 052-703-3387
Webサイト http://coopaichi.tcoop.or.jp/
C O N T E N T S
総代会直前Q&A............................P2
有識者理事から学ぶ.......................P3
各地の話題・理事会報告.............P4・5
ガッテン! コープ! .......................P6・7
発信往来........................................P8
<1ページ>
もっとくらしに役立つコープあいちに
聞かせてみんなの声
総代会議を開催
2月17日(水)~3月5日(金)
37会場 参加293人
Web参加38人
春の総代会議は、総代のみなさんから2020年度のふりかえりや、2021年度方針、2030年ビジョンなどにさまざまな意見をいただきました。出された意見は、総代会議案に反映させたり、ブロックや事業所で具体的な取り組みを検討していきます。
出された意見まとめ
コープ宅配
●宅配を利用しており、小さい子がいるため、コロナ禍の中も配達してもらい助かっている。ポイントの案内を先日いただき、ポイントのことを思い出しました。こうした案内によりポイントを使用して、利用していなかった商品を利用する人が増えるとよい。
●利用して3年。利用するにつれて好きな商品が増えてきた。仕事に復帰したこととコロナ禍で自粛した生活の中で宅配を利用しているが、いつもの商品がいつものように届くのに安心感がある。
●宅配のリノベーション(再強化)はどうなっていくのか? 利用者(高齢者)の使い勝手がよいモノになるかどうか心配。
●e-フレンズが便利だが、少し使いづらい点があるので改善し、もっと広がるとよいと思う。
福祉
●今後福祉の分野でお世話になることがあると思うので、福祉事業の情報や学習できる場をつくってほしい。
●ホームヘルパーの契約期間が終了したが、人手不足で現在も続けている。今は、簡単なことしかできないが、どこもヘルパーが足りない状況。若い人も入ってきているが、もっと参加してほしい。
●高齢者が増えている中、年金が少ないのに介護保険料が高いのが現実。今後は、生協もショートステイだけでは間に合わないので、泊りや有料老人ホームのようなものも検討していけるとよいのでは? 介護認定3,4,5の方をいかに受け入れられるかということを早めに検討していったほうがよいかと思う。あと、空き家の有効活用など。
仲間づくり
●CM、コープいいねのフレーズは子どもたちも気に入っている。
●テレビCMは、「いいね」ばかりで何が伝えたいのかよく分からない内容だった。もう少し工夫できるとよい。
●保育園にサッカーのチラシなどが置かれているが、コープ宅配のチラシも置いてもらうのはどうか。保育園のママは忙しいので助かると思う。
P2へ続く
Press Release 3・4月
コープあいちの取り組みを対外に発信しています
◆3月8日(月) 豊橋市「子育て応援に関する連携協定」締結式のご案内
◆3月12日(金) 生協の営業訪問でEV車両の導入超小型EV車「C+pod(シーポッド)」出発式のご案内
◆3月22日(月) 「 あいち医療応援基金」1000万円を愛知県へ寄付 贈呈式のご案内
〈放映・掲載〉
豊橋市と「子育て応援に関する連携協定」を締結
◆3月18日(木) 東愛知新聞・東日新聞
◆3月20日(土) 生協流通新聞
◆3月23日(火) 朝日新聞
「あいち医療応援基金」1000万円を愛知県へ寄付
◆4月2日(金) 中日新聞
◆4月10日(土) コープニュース
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P1からの続き
組合員活動
●コロナ禍で生活形態が変わっている。生協の必要性がますます大きくなってくるが、内容が変わってくると思う。生協の今後のあり方、組合員の今後のあり方を考えてもらいたい。高齢者が置いてきぼりにならないか心配。組合員活動で考えていかないといけないことなどを教えてもらいたい。
●組合員活動は、現在活動しているグループのみでなく、これからの方に向けて考えてほしい。横のつながり、コロナ禍でできること、これからやってみたいことなど、きっかけは分からないが、将来に向けて検討してほしい。
●リモートでの会議やWeb学習会のできる環境づくりも必要だが、苦手な人でもできるように学べる機会もつくってほしい。
●高齢者のおしゃべり会のテーマグループをやっている。コロナで活動が1年止まっていたが、改めて自分自身のために活動をやっていたことだと気付かされた。早く再開したい。
全体
●総代会議の資料で、日本語で表現できることは日本語で記載していただきたい。エシカルのような専門用語は仕方ないが、初めて見ても誰もが理解する言葉で表記してほしい。(フロントランナーやリノベーションなど)
●SDGsについて生協でだいぶ前から教えていただいていた。テレビでも最近よく聞くようになった。さすが生協、時代が追いついた、SDGsを意識したエシカル商品など選ぶようにしている。
お店
●店舗の事業継続に関する直接剰余率△1%以上という基準は厳しいと感じる。
●各店舗で地元の野菜を取り入れてはどうか?
●小幡店が改装して内装がオシャレになっていて、野菜のところもきれいになり、通路も広くなって買い物しやすくなった。店内でベーカリーを作っていておいしかったのでおすすめ。
2030年ビジョン・第4次中期方針
●宅配のトラブルもなく助かっている。2030年ビジョンの「一人ひとりができることから始めよう」という言葉が刺さった。こういったことの積み重ねが生協の発展につながると思う。
●2030年ビジョン、テレビで2030年というのは、今後のターニングポイントになる年だと聞いた。若年層の方が力を合わせていくことも大事だが、シニア世代・デジタル化から取り残された世代が気になる。そういうときに生協が役に立つ。宅配担当者との会話が楽しみ。大事なインフラになるのではないか。
総代会直前Q&A
総代会は生協の運営にかかわる重要事項を決定する最高の意思決定機関です。総代会を延期すると業務執行において支障をきたすことになり、感染予防に十分配慮して予定通り6月14日に向けて準備していきます。
今年は7つの議案を審議します
(以下、議案の中身となります)
① 2020年度の方針と計画がどこまですすんだのか、決算を踏まえての剰余金活用等について
② 2021年度の方針と予算・事業計画について
③2030年ビジョン、第4次中期方針
④定款の一部変更(特別議決事項)
⑤規約の一部変更
⑥役員報酬決定
⑦組合員の除名
Q.1 初めての総代なので、総代会のことを教えて
A. 総代会は「生協の最高議決機関」です。
通常、年に1回総代が集まって、「1年間の活動や経営報告を承認」「新しい年度の計画や予算を審議し決定」します。総代は、52万人の組合員の代表にあたりますので、総代会に出席して、採決に参加していただきます。
Q.2 総代会に出席できない場合は、どうするの?
A. 今年も書面議決を推奨します。
やむを得ず総代会に参加できない場合は、5月下旬にお届けする書類の「書面議決書」もしくは委任状を提出してください。参加できる総代に委任して出席する方法もあります。これらは、定款や総代会運営規約の中で認められている方法です。総代会当日は、会場での感染症対策を徹底しますが、託児ができないため、託児を希望される方や感染を心配される方は、書面議決で参加をお願いします。提出していただく書類もお届けしますので、しっかりと目を通してください。
Q.3 総代会って午後までかかるの?
A. 今年は10時30分?12時まで(予定)です。
総代会は組合員(総代)と理事会とが考え方や活動のすすめ方の一致をはかり、メーカー・生産者のみなさんにもご理解いただく場、行政などの来賓の方々にコープあいちの活動をアピールする場でもあります。議長や議事運営委員会のみなさんが、できるだけスムーズに進行するように議事運営に努めますので、ご協力をお願いします。午後の企画はありません。
総代カレンダー
5月下旬
重要書類のお届け
総代会の招集通知、議案書、総代証などと一緒に、出席できない場合に提出していただく書類もお届けします。
6月14日(月)
第12回 通常総代会
午前10時30分~午後12時
愛知県産業労働センター(ウインクあいち)大ホール
8月総代選挙公告(予定)
2022年度総代の選出開始
10月31日(日) 任期終了
総代会当日のアレコレ
● ご自宅で体調チェックをお願いします。
● 天候や感染症対策で空調や換気を強く稼働させる関係でホール内の座席によって、肌寒く感じる場合があります。羽織るものを用意いただけると調整しやすいです。
● 新型コロナウイルス感染症対策により、託児はありません。
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有識者理事から学ぶ
専門分野から2030年のビジョンを考える上で、コープに期待することや情報をご提言いただきます。
有識者理事とは
学識者や弁護士、会計士などの専門家として、社会的な視野からの意見を生協の運営に反映させ、生協の日常的な業務執行の状況についても専門家の立場から監督します。
「企業の見方」
水貝 福夫(すがい ふくお)さん
プロフィール
中京銀行常務取締役、中京カード代表取締役社長・参与等を歴任。
2020年6月よりコープあいち有識者理事。
昭和60年に名古屋へ引っ越してきて以来、わが家は、めいきん生協のころからママ友10人くらいとグループ宅配をやってきました。私自身は会社人間でしたので、コープあいちの継続的な発展のため、今回はこれまでの経験から企業の見方についてお話しします。
1.ピンチはチャンス
新型コロナウイルス感染拡大で企業も多くの打撃を受けていますが、一方で、企業は「ピンチはチャンス」と捉えています。隠れていたニーズや新しいニーズを発見するチャンスなのです。例えば、ユニクロはRFID(電子タグ)を使いお待たせしないレジを実施していますが、非接触で密にならない場づくりにもなっています。また、企業はSDGsに向け、こうした技術の活用にも取り組んでいます。そもそも企業は、常に変化して存続できるものですが、順調なときは変化が難しい。なぜなら変化すれば失敗するリスクもあるからです。変化の時代はチャレンジできるチャンスです。顧客ニーズとタイミングを逃さずチャンスを生かそうとしています。
2.チャレンジは、三つの視点
チャレンジは、失敗が前提です。チャレンジは、第一にコンプライアンス、第二にリスク管理、第三に狭義のマネジメントです。そして、この順番が大事です。
第一のコンプライアンスは、失敗してもこれに反すると一発退場です。また、分かったようで難しい、言葉として用語として理解しがちです。何より、行動規範を中心に、これでいいのかの視点を重ねていくことが大切です。
第二はリスク管理です。今は、新型コロナウイルスを最大のリスク要因として対処していますが、元々、リスク管理は企業の目的と一体となるものです。リスク管理があるからチャレンジでき、チャレンジできるから、常に変化できる。
何がリスクかは企業によってさまざまです。また、自らの持っている資産、自らの事業構造によります。実は、最大の資産は顧客であり、顧客情報であるという企業が多くあります。生協の最大の資産は組合員です。組合員情報の管理こそ最も重要といえます。
コンプライアンスとリスク管理を土台に、何にチャレンジするか、これが狭義のマネジメントです。スタートは、会社とは何かです。
3.顧客の創造
会社とは何か。利益を上げるための組織と思うかもしれません。しかし、この答えは顧客の創造とイノベーションなのです。利益は大切ですが、利益を上げることは目的ではありません。どの会社の定款にも全くありません。どの会社も○○の事業を行うとなっています。事業を行うというのは、「顧客のニーズを見つけ出し、顧客に満足を与え続けること」、に尽きます。つまり、顧客を創造しイノベーションで創造し続けることです。
顧客の創造と似て非なるものに顧客第一がありますが、これは方法、手段です。目標、目的、手段は混同しがちです。企業活動を支えるものに、目標管理とPDCA※があります。共に大切ですが、これも手段です。会社では、時として売上と利益で論争がありますが、どちらも目的ではなく、手段です。よくある手段の目的化です。
企業の目的は唯一、顧客のニーズを捉え満足を与え続けること。利益は結果、売上も結果。どれだけの顧客が買ってくれたか、どれだけの顧客が利用してくれたか、だから顧客利用が大事です。
4.イノベーション
今、DX※花盛りですが、イノベーションとは、新しい発想、方法、商品、サービスで既存の事柄に変化を起こすことです。デジタル化は必須です。その基礎になるのは、何を、何のために、の問いかけです。この問いかけに対する鍵は、「5S」と「なぜ5」が握っています。何を、を発見する最適の手段は、いつもの「5S」、整理、整頓、清掃、清潔、しつけに勝るものはありません。何のために、真因は「なぜ5」、なぜかを問い続ける中にあります。現地、現物は、それを必ず助けてくれます。
※PDCA
計画・実行・評価・改善の略語
※DX(デジタルトランスフォーメーション)
デジタル技術によって事業を抜本的に変革すること
<4~5ページ>
各地の話題
各地で行われているコープの組合員活動や事業所での取り組みを紹介します。
■超小型電気自動車「C+pod(シーポッド)」出発式を開催
3月19日(金)
営業訪問で2台導入
名東センター
都市部の巡回や訪問は、近距離移動ですが住宅地まで入っていくことが多々あります。この車は最高速度も60㎞までで、軽自動車より小さいため狭い道も運転しやすく、小スペースに駐車できます。ガソリン車と比べ温室効果ガスを削減し、災害時の電源としても活用できます。速度違反や駐車違反、物損事故などの防止にもつながり、コープあいち環境方針の柱の1つ「低炭素社会の実現」にもつながることで導入しました。
今後も事業を通してSDGsにかかわる課題に取り組んでいきます。
森理事長より「コープあいちの『2030温室効果ガス削減計画』達成をより積極的に行うため、今後も環境に配慮した車両について随時検討を行っていきたい」とあいさつがありました。
■豊橋市と「子育て応援に関する連携協定」の締結式を行いました
3月17日(水)
東三河ブロック
市民が安心して子育てができ、児童虐待防止のための見守り協定や、食育講座の開催、乳児がいる方への食生活に役立つ商品(ハピハピボックス)の周知などに協力をする協定です。
【「離乳食の基本」について学ぶモグモグ教室開催など連携も】
森理事長は、「これまで、食の安全、子育てをはじめ、福祉・介護など住みやすい街づくりを地域のみなさんと一緒に活動してきた。コープあいちのインフラを生かし、地域の見守り活動を一緒になって取り組んでいきたい」と話しました。
■「NPO法人アイキャン(ICAN)への募金贈呈式」が行われました
3月23日(火)
宅配(1月1~3週)をご利用の組合員より支援いただいた募金130万8000円を目録として贈呈しました。
みなさんの温かい気持ちに感謝します
フィリピンで生活支援活動を行う認定NPO法人アイキャン(ICAN)と連携し、学習交流、書き損じハガキ等の回収協力をしています。今年は募金にも取り組みました。
■コープ高蔵寺NT 30周年
尾張北ブロック
1991年3月28日にオープンして、30年が経過したコープ高蔵寺NT。コロナ禍の中で周年祭やイベントの開催ができず、今できることを話し合った結果、店の入り口にパネルを掲示して、来店する組合員に30周年をお祝いするメッセージを記入してもらい、30周年をアピールしました。地域のみなさんに感謝を伝え、コープ高蔵寺NTのこれまでの歴史をより多くの方に知っていただく機会になりました。
■ 「あいち医療応援基金」の贈呈式が行われました
3月26日(金)
県民の命を守るため、日夜尽力されている医療従事者のみなさんへ、愛知県内で事業をすすめる生協として、医療従事者に貢献できる取り組みを行いたいという思いで実現しました。県が昨年5月に創設した「愛知県医療従事者応援金」の中で、1000万円を医療従事者の環境改善の促進を図る支援などに広く役立てていただきます。
当日は、目録の贈呈、感謝状の贈呈、記念撮影、コープあいちが行ってきたコロナ禍での取り組みをお伝えしました。
県民の命を守るため日夜、尽力されている医療従事者のみなさんに、応援と感謝を青山副知事は「非常にありがたい支援をありがとうございます。大切に使わせていただきます。医療従事者は、ハードな業務で疲れが取れていないのが現状であり、お金だけでなく心を届けるだけでも力になります。今後もコープあいちの力を借りながら、県としてもがんばっていきたい」とお話しされました。
コープあいち虹の会 動画サイトオープン!
「つくり手たちのいるところ」
4月~
コープあいち虹の会※1分間動画や、これまでのオンライン学習会を紹介しています。今後、オンライン学習会は月に1本ずつ増える予定です。
※虹の会 コープの生産者・メーカーの会(約200社・団体が加入)
理事会報告 理事会で議決したこと、および協議したこと、報告された主な内容を報告
■第9回理事会報告 2021年2月9日(火)
議決したこと
1. 駐車場確保のための本部近隣土地の購入の件
2. 生協役員賠償責任保険の加入申し込みの件
協議や報告したこと
1. 2021年1月度決算および事業活動について報告しました。
1月度の決算は、供給高56億9787万円 予算比114.6%、前年比128.8%、総事業高は60億3185万円 予算比113.8%、前年比127.1%、経常剰余金3億1172万円の結果でした。
2. 春の総代会議の進め方と提案内容について協議しました。
2020年度の進捗状況の報告や2021年度方針など、総代どうしの交流を大切にした春の総代会議の進め方と提案内容について協議しました。
3. 春の総代会議に提案する「2030年ビジョン1次案」と「第4次中期方針1次案
(要約)」について協議しました。
春の総代会議に提案する「2030年ビジョン1次案」と合わせて「第4次中期方針1次案(要約)」について意見を出し合いました。さらに協議をすすめます。
4. 事業連合 事業活動のまとめと2021年度事業計画について協議しました。
上半期から年末に向けての到達点や課題、21年度に向けた方針の1次案を東海の3生協(コープぎふ・コープあいち・コープみえ)で検討し、出された意見を踏まえて補強した方針の2次案について内容を深めました。
■第10回理事会報告 2021年3月9日(火)
議決したこと
1. 2021年度総合損益予算の件
持続可能な事業に向けた改革をすすめるものとして、宅配の成長と収益の向上、店舗の赤字削減、福祉の安定的な黒字を追求する予算とします。
2. 「みなし自由脱退」処理の実施の件
転居等により所在不明となった組合員について「みなし自由脱退」処理を実施します。
3. 多様な仕事づくりに向けた株式会社スリーCとの連携強化と株式追加購入の件
70歳まで雇用できる環境を充実し、多様な働き方を広げるためスリーCと連携を強化します。農業、清掃、部内メールの移動便や警備などを検討します。
4. 2021年度執行役員の選任の件
2021年度の執行役員体制と役割は下記のとおりです。
宅配事業(宅配・商品・企画)担当 稲嶋 清子
宅配事業(宅配・仲間づくり、共済事業、くらしのサポート事業)担当 渡邉 秀
店舗事業担当 藤井 誠士
機関運営・組合員活動担当 牧野 伸朗
管理担当 川端 宏一
福祉事業担当 小河原昌二
5. 生協連合会(日本生協連、コープ共済連、愛知県生協連)の役員兼務の件
森政広理事長を日本生協連「地方区分理事候補者」、愛知県生協連「常任理事候補者」、箕浦明海専務理事をコープ共済連「地方区分理事候補者」、平光佐知子副理事長、箕浦明海専務理事を「関西地連運営委員」として推薦します。
6. 2020年度「コープの森づくり環境基金」寄付の件
コープあいちの2020年度寄付金確定総額は1,127,721円(前年比123.3%)です。
沖縄恩納村の里海づくり、北海道野付のお魚を殖やす植樹、インドネシア・タラカンのマングローブ植樹などに取り組みます。
7. 新型コロナウイルス感染症にかかる寄付の実施の件
「愛知県医療従事者応援金」に1000万円を寄付します。日夜奮闘されている医療従事者のみなさんに感謝し、応援するために寄付を行います。
協議や報告したこと
1. 2021年2月度決算および事業活動について報告しました。
2月度の決算は、供給高53億9217万円 予算比115.0%、前年比111.4%、総事業高は57億2778万円 予算比114.0%、前年比110.7%、経常剰余金1億3234万円の結果でした。
2. 駐車場確保のための本部近隣土地の購入の件の補足について報告しました。
東海コープとの関係で利益相反取引に当たらないことや投資回収について補足しました。
3. 公認会計士監査規約一部変更について報告しました。
消費生活協同組合法の決算関係書類等の作成等にかかる規定が改正されました。
<6ページ>
知って、食べて、学んで
ガッテン!コープ!
vol.6 移動店舗
みなさん、「コープあいち」と聞くと、何をイメージしますか?
コープあいちでは、宅配やお店以外にも福祉・共済など幅広い事業や、商品活動・組合員活動を行っています。
これらの事業について組合員のみなさんからいただいたご質問にお答えします。
さまざまな事業を知ることで、コープにガッテン!
第6回は、「移動店舗 フレンズ便」です。
Q.1 車内はどんな感じなのですか? 工夫していることは?
A.1 約600の商品を積載し、冷蔵品、冷凍品、調味料や、すぐに食べられる惣菜、大きな日用品まで
トラック後部の入り口から上がり、両側にある商品棚から買い物をして、前方のレジで精算します。代金は現金払いのみです。
組合員証カード提示でお値打ち価格利用商品もあり、コープ大高インター店の価格と同一価格で利用できます。
旬の野菜や果物、牛乳や豆腐、生協たまごなど、切らすと困る食品やトイレットペーパーなどの日用雑貨品もしっかり積み込んでいます。トラックの周辺には、おすすめのお菓子や、生花、コープ大高インター店の産直の野菜の商品コンテナを並べています。
商品は、コープ大高インター店から調達しているため、お店の各部門と連携し、要望に沿った品ぞろえをしています。
店内では一定距離を保つよう、足元のステップなど工夫し、アルコール消毒を設置
土曜日の午後2時半ころの様子。トラックを待ってくれていました!
パン類は十数種類取りそろえています!
中川区万場荘のみなさんと。地域の方と職員との距離が近くに感じられるのも「移動店舗 フレンズ便」のよさです。
Q.2 どのような方が、どのようなお買い物をするのですか(年代、金額、購入するもの)
A.2 高齢者を中心に子育て世代の方も。日常の食品を購入される方がほとんどです
一人ぐらしで買い物に行きづらくなった高齢者の利用が最も多いです。時々、小さなお子さんと散歩がてらお菓子やミルクプリンを買いに来てくれる方もいらっしゃいます。地域により購入する商品に違いはありますが、日常的な商品の利用が圧倒的に多いです。豆腐などの日配品や、肉、魚、揚げ物や巻きずしなどのすぐに食べられる惣菜は、高齢の方に人気です。店舗で扱う商品なら事前の予約注文に応じています。
1人当たりの利用金額は数百円~3000円くらいで、平均金額は1700円です。
買物支援課 赤羽 義政(あかはね よしまさ)
2013年10月、「移動店舗フレンズ便」は始まりました。
販売は火曜~土曜日、対象地域は名古屋市内を中心に23カ所を3人の職員で分担しています。
万場学区 区政委員長(名古屋市中川区) 法月 建二(のりつき けんじ)さん
学区のみなさんがくらしやすく、自分が少しでも力になれるようにという思いで、お買い物に来る方のお手伝いをしています。
Q.3 なぜ移動販売「フレンズ便」をするのですか
A.3 めざすのは、「地域の安心」と「コミュニティーの場」
移動販売は買い物支援のため、地域の方どなたでも※ご利用いただけます。「お店がなくなってしまった」「車の免許を返納して買い物に行く足がない」など、これまでの当た
り前の生活ができなくなってしまった方へ、買い物の環境の改善を図ることは大きな目的の1つです。
コープあいちは、利便性だけでなくコミュニティーの場「大切な地域の居場所」として、住民どうしが支え合う町づくりのお役に立つことも大切と考えています。
地域の組合員、行政と自治会、コープあいちが連携しながら、何を要望されているのかうかがい、停留所も自治会とも話し合って決めるなど、つながりを大切にしています。1つの停留所に一定時間、場所を確保しながら、大きなトラックで運行しているのはそのためです。
※ 愛知県からの要請もあり員外利用が認められています。
重い商品を入れたり、上り下りの階段でお手伝い
「行きは一人で来ることができても、帰りの重い荷物を一人で運ぶことが難しいときは、商品を玄関まで持っていくこともあります」
各停留所に点在する自治会や社協の協力により、移動店舗フレンズ便は支えられています
トラックを乗り入れるため、ポールの出し入れや商品コンテナの出し入れなどのボランティアでお手伝いをしてくださいます。
この日、移動店舗の配達日に合わせて民生委員さんの打ち合わせ。
買物支援課 菅原 美智子(すがわら みちこ)
採算的にはまだ厳しいですが、少しずつ供給も増え利用者さんにも喜ばれている事業です。一カ所の停留所あたりの最低目標は「5人以上の利用、1人1000円、合計5000円」をめざしています。
ガッテンしていただけましたでしょうか。
次回は「住まいのコープ」です。
<8ページ>
発信往来
コープあいち通信を読まれた総代のみなさんの感想や総代どうしの交流のコーナーです。
コープあいち通信を読んで
1・2月号のアンケートは107通お寄せいただきました。
ありがとうございます。一部をご紹介します。
〈アンケート返信〉
20代 1人
30代 16人
40代 22人
50代 15人
60代 30人
70代以上 21人
その他 2人
〈総代年代〉
20代まで 5人
30代 75人
40代 95人
50代 93任
60代 163人
70代以上 119人
コープあいちのテレビCM、ご覧になりましたか?
♪テンポよく、明るく、とてもよかったです!!短い中にも商品のよさと安心感が詰め込まれていました。たくさんCMを流して利用者が増えますように。 (西区 30代)
♪「商品編」の地元の商品と紹介されている場面は、もっと生産者の方々のアップがあってもよいと思う。生産者とつながりをもっと強調した方がよい。 (東海市 40代)
♪二次元コードから動画を見ました。子どもがいる家族向けのようなので、夕食の時間帯に多く流れてほしいと思います。コープはコロナ禍でも安心して利用できるので、そのあたりも含まれていると、もっと利用したいと思う子育て世帯が増えるように思います。よい商品もたくさんあるので、ハンバーグ以外のバージョンもどんどん作ってほしいです。 (知多市 30代)
♪待ちに待ってコープのテレビCMを見ました。インパクトがないのは時間が短いからでしょうか。アッ!と気が付いたときには、コープって、「いいね」「イイネ」「いいネ」ばかりが目立って、コープは何がいいのかが分かりづらい。短い時間では難しいでしょうが、最初にインパクトのある言葉で引き付けて内容を言葉にした方がいいと思いました。気が付いたときには終わっているという感じがしました。 (南区 70代)
♪コープのいいところが伝わるCMだったと思います。今回はお子さんのいる家庭だったけれど、年配の方の家庭などを想定したCMがあってもいいのかな。そうしたら、加入者の裾野が広がる気がします。 (刈谷市 40代)
表紙・新年あいさつ
♪コロナ禍の今を表現するとてもいい言葉が書かれていて、いいなと思いました。コロナ禍で辛いこと、大変なこと、我慢しなくてはいけないこともたくさんありますが、ただ嘆くだけではなく、コロナによって変わったいいところ、気付けたことなど、プラス面に着目する姿勢も大切だと再確認しました。「当たり前のありがたさ」には教えられました。 (岩倉市 30代)
♪平光副理事長は組合員の代表として、元気よく活躍していらっしゃるだけでなく、家庭人として、組合員として地道な日々を送られていることが推察されました。組合員のみなさんの連帯で、少しでもくらしよい生活をめざしたいと願う毎日、コロナ禍での生き方を考える一文に触れ、うれしく思いました。 (昭和区 70代)
♪理事の方々の新年の抱負は、ユーモアがあり、目にとまり、ゆっくり読むことができました。堅い言葉ばかりを並べるのではなく、ユーモアが混じっていると身近に感じていいですね。 (扶桑町 40代)
総代交流会
♪組合員活動について、生協が岐路に立っていると感じた。本当にこのまま先細ってしまっていいのだろうか。社会や平和、経済について、生活人として個人が自覚し意見を交流するような場が必要なのではないか。SNSのフェイクニュースや分断がすすむ世の中だからこそ、学び合う場がほしい。職員と組合員で協力できるとよいと思う。 (東区 50代)
♪ディルマ紅茶や恩名村もずくなどの売り上げの一部が寄付されていることを知りました。具体的に教えてもらえるともっと協力できると思います。お店でのアピールも弱い気がします。 (豊明市 50代)
♪組合員参加と運営のしくみの見直しについては、テーマグループでも何度か話し合ったが、うまく意見がまとまらなかった。他の方の意見を聞き、同意の方ばかりではないと知れてよかった。SNS、インターネットは、時代に合っているし、コープのよさがうまく広がっていくといいな。 (豊川市 30代)
子育て支援にかかわる連携
♪各市との締結は本当にうれしく思います。そこに至るステップなどおのおのの事由があるのでしょうが、県内のできるだけ多くの自治体に歩み寄り、どこの居住地でも同様の恩恵が受けられるようになるのが理想です。時間がかかる取り組みかとは思いますが、ぜひコープの活動が1人でも多くの方に伝わり、浸透していけたらと願っています。(豊川市 40代)
♪江南市でも生協を広め、子育て支援にかかわる連携、協力に関する締結がされるといいなと思いました。核家族が多いので、水面下で悩まれていたり、困っている家庭は多いように思います。 (江南市 20代)
ガッテン!コープ!(コープ共済)
♪CMでは、支払いが早いことが強調されがちで不信感がありました。共済は組織保障であり、保険とは考え方が異なること、組合員どうしが助け合っていることをもっと伝えるべきでは。民間の保険会社の利益優先ではなく、組合員の立場でアドバイスしていただけるのは心強いです。 (豊田市 40代)
♪夫が会社で入っていたものを退職後も継続しているため、みな夫任せ。共済はよいと思うし、夫に生協と会社のものを比べてほしいのだが、それをうまく伝えられない。(岡崎市 60代)
♪同じ目的を持った組合員のみが加入でき、利益追求ではなく組合員のくらしの万が一に必要な保障を無理なく、無駄なく備えられる。組合員の声をカタチにして保障内容が改善されていく。共済=生協そのものですね。私の掛金が困っている組合員の役に立っている。また、私が困ったときは助けてもらえる。心強いお守りです。 (日進市 50代)
♪先日配達担当の方からコープ共済をすすめていただきました。現在のコロナ禍で、コープ共済は対応などとても迅速で柔軟だと感じます。今回のガッテン!コープ!を読んで、コープ共済がさらに広がっていくと思いました。現在保険見直し中です!(みよし市 40代)
♪コープ共済に加入していますが、保険との違いなど考えてもみませんでした。今回の記事で、もう少し考えて、更新の際には必要なものを相談して見直そうと思いました。 (中川区 40代)
発信往来
♪コロナ禍で、学習会・交流会などイベントが自粛となってしまい寂しいですね。いつの日か再開されることを願っています。以前、牛乳生産者を支援する案内がありましたが、今後もこのような発信をしてもらえたらと思います。個人では何をしていいのか難しいですが、購入なら協力していけます。 (清須市 50代)
♪右下に掲載されていたおハガキ、優しいステキな文章に癒やされました。「『ありがとう』しかない」って、本当にそうだと思いました。寒い日も暑い日も、いつも本当にありがとうございます!(港区 40代)
コープあいち通信を読んで
♪総代1年目で、まだまだ分からないことだらけですが、通信から、みなさんの優しい心が伝わってきて幸せな気持ちになりました。人を思う気持ちが社会、地域、くらしを変えていくと思うので、コープの取り組みに期待と、自分も何か人のためにできたらと思います。 (岡崎市 30代)
♪総代交流会ではみなさんお世話様でした。種々のご意見が聞けて、とても有意義でした。通信でも、交流会での課題に関する組織的な問題に対し、地域ごとのコープの役割を一歩ずつ拡充していくことの必要性を感じ、みなさんと共に協同組合の一員であることに誇りと喜びを感じました。まずは、自分としての生協への関わり方を身近なことから考え、行動し、続けていきたいと思います。 (千種区 70代)
♪みなさんのコープに対しての愛情あるコメントに今まで忘れていた人に対する愛や感謝、協調性を思い出した気がしました。自分は介護して13年目、介護があるから何かができないと長年に渡った日々に責任逃れをしてたことに気付かせていただきました。昨年12月、宅配担当の方が組合員一人一人に手書きで“1年間ご愛用ありがとうございました”としっかりした字でメモを手渡してくれました!!とてもうれしかったです!!(豊橋市 60代)